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NISA投資の5年 国内外の株投信で大きなリターン QUICK資産運用研究所 北澤千秋

2018/10/10

毎月分配型で残高が最大のフィデリティ・USハイ・イールド・ファンドを5年前に一括投資で100万円購入したケースを確認しよう。5年後の利益は分配金を受け取ったときが約30万7000円だったのに対し、分配金を再投資した場合は約42万4000円と、10万円以上の開きがあった。

今でも銀行窓口などではNISA口座で毎月分配型を購入する人がいるという。しかし、頻繁に分配金を払い出す投信は、資産を増やす目的にはそぐわない。

NISAに限ったことではないが、その時々の市場で話題の銘柄を買うテーマ型の株式投信も当たり外れが大きく、投資の初心者には難度が高い。5年前に米アップルやアマゾン・ドット・コムなどの株式をたっぷり組み入れたネット関連投信を購入した人は大満足だろうが、当時はやったシェールガス・オイル関連など、資源・エネルギーをテーマにした投信の購入者は散々の結果だった。

今年は非課税の投資期間が20年と長い、積み立て型のNISA(つみたてNISA)が始まり、話題はそちらに集中した。しかし、年間の投資枠が120万円(つみたてNISAは40万円)と大きく、投資対象の商品も幅広い一般型のNISAは、使い勝手の面で自由度が高い。制度の存続・改良を後押しするためにも、もっと多くの人がNISAを上手に活用してほしいと思う。

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