仕事も手帳もパワーアップ 一芸付箋を使いこなす
付箋は書類の目印に貼ったり、メモとして使うことが多いですが、情報整理や作業に特化した付箋も実はたくさんあるんです。手帳におすすめの付箋や、ハンコを押印しやすい付箋などなど、作業効率をUPさせてくれるすてきな付箋と使い方を解説します。
手帳のスケジュールや見出しに使えるマルチな付箋
手帳のマンスリーに予定を書きこんだ後、スケジュールの変更やキャンセルがあると、書いた文字の修正が必要になりますよね。何度も書き直すと予定が分かりにくくなってしまうことも。
そんなときにおすすめなのが、カンミ堂の「ココフセンカード シェイプタイプ」です。こちらの付箋は今年発売された新商品。マンスリー手帳のマス目にぴったり貼れる型抜きタイプの付箋です。デザインは2種類で、価格は各500円(税抜)。
「ココフセンカード」は、携帯性に優れたカードサイズのフィルム付箋。使用できる筆記用具は、鉛筆、油性ボールペン、油性サインペン等に対応しています。
新発売の「シェイプ」タイプは、B6またはA5サイズの月間カレンダーの手帳のマス目にぴったり貼れます。スケジュールの種類や優先度に合わせて色や形を使い分けると予定が見やすくなります。
さらにこんな使い方も。すべてが粘着面ではなく、付箋の約半分だけが粘着部分になっているので、インデックスや見出しとして使うこともできます。他にも資料や雑誌の気になる部分に貼ると、色とカタチで要点をかわいく目立たせることができます。
ハンコを押す場所が一目で分かる 気配り上手付箋
上司や取引先に捺(なつ)印をお願いをする際、手書きで毎回「ご捺印ください」などコメントを書いて渡すことが多いですよね。一つひとつ手書きで書くのは時間もかかり、なにかと面倒。
そんなストレスを解消してくれるのが、サンスター文具の「マルするふせん」です。書類を受け取った相手が、押印する場所が直感的に分かるよう、デザインやサイズ感にこだわって作られています。デザインは全6種類で、価格は各340円(税抜)。
使い方はとても簡単で、ハンコを押してほしい位置に付箋を貼るだけ。一目で分かるので、相手が押印場所に迷ったり、押し忘れたりしたまま書類が戻ってきてしまうといった問題を解決してくれます。
デザインによっては付箋自体に「至急!」や「ご捺印ください」などメッセージが既に印刷されているので、同じコメントを何度も書くといった手間が省け、スピーディーに相手に渡すことができます。
付箋がノート代わりに? 「付箋ノート」
数年前からインスタグラムを中心に話題のノート術が、付箋に要点を書いてノートにペタペタと貼っていく「付箋ノート」という方法です。ノートに直接文字を書くのではなく、付箋を使うことで情報を見やすくまとめ、再編集するのに適しています。
その「付箋ノート」を作りやすいのが、クラスタージャパンの「付箋ノートが作りやすいふせん」です。価格は各280円(税抜)。
「付箋ノートが作りやすいふせん」は、付箋のカラーやサイズの組み合わせが全12種類から選べます。中でも使いやすいのがアソートタイプ。アソートタイプには3種類の大きさの付箋が入っています。
一般的にノートやルーズリーフには7mm幅ケイ線の「A罫」と6mm幅ケイ線の「B罫」があり、この付箋はケイ線の行間サイズにフィットするサイズで作られています。例えばA罫用の付箋は7mmの倍数(14mm、28mm、70mm)のサイズなので、A罫ノートの行間にぴったり合わせて奇麗にレイアウトできます。
付箋でノートを作るメリットの一つは再編集できる点。付箋にタスクやメモを書き出して、ノートにまとめて貼った後、必要に合わせて手帳やルーズリーフなどに貼り直しまとめることもできます。タスク管理だけでなく、資格習得や勉強にも重宝します。
好きな長さに切って使う カッター付きロール付箋
好きな長さに切って貼って、さまざまな用途に活用できる付箋が、ヤマトの「メモックロールテープ」です。
ロール付箋はカッター付きケースに入っていて、好きな長さに簡単にカットができます。写真左から「メモックロールテープ 蛍光紙 15mm幅 カッター付き(3巻入)」全3種類で400円(税抜)、「メモックロールテープ 蛍光紙 25mm幅 カッター付き(2巻入)」全4種類で各400円(税抜)です。
使い方はとても簡単で、使いたい長さに付箋を出してカッターで切った後、ペタペタと貼って使います。
付箋の裏は全面にのりが付いているので、さまざまな場面でしっかりフィットします。付箋のカラーはカラフルで目立つ「ライム」「レモン」「オレンジ」「ローズ」の蛍光4色。
ファイルの伝言やメモ、手帳のタスクメモ、インデックスなどアイデア次第でさまざまに使えます。オフィスだけではなく、キッチン周りのラベル用途にも使え、一つあるだけでマルチに使える付箋です。
付箋の使い分けで仕事をもっと効率的に
付箋を買い足すときは、新しいものが気になるものの使い方のイメージが湧かず、いつも同じものを買ってしまいがちですが、さまざまな用途に合わせて使える便利な新商品が日々登場しています。ルーティンワークやコミュニケーション方法を見直し、簡略化できる部分や相手に伝達したい部分を付箋で分かりやすく伝えることで、仕事のスピードは今よりもっとUPするはずですよ。
(ライター/写真 やまぐちまきこ)
[nikkei WOMAN Online 2018年8月3日付記事を再構成]
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