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野菜巻き串、豚バラとのハーモニーにハマる 都内2店

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NIKKEI STYLE

酒のつまみなのにボリュームたっぷり、食べ応え満点の「野菜巻き串」をメーンに打ち出す居酒屋が増えている。近年、人気が高まっているハイボールとも、野菜巻き串は非常に相性がよい。この魅力にハマっているのは、中高年の男性ではなく20~30代の女性が中心だ。女性が通い詰める都内の野菜巻き串店を紹介する。

まずは東京・北千住にある「つつみの一歩」だ。駅周辺の再開発で人も増え、飲み屋街激戦区としてさらに勢いづいている北千住。ここで一昨年秋、まだ都内で野菜巻き串がほとんど認知されていなかったころから、様々な野菜巻き串を提供して人気店となった店だ。

ところで野菜巻き串とは、どんな料理なのか。ルーツは福岡・博多の地元グルメで、レタスやアスパラ、万能ネギなどの野菜を豚バラ肉で巻いて串を打ち、タレや塩味をつけて炭火焼にしたものだ。豚バラ肉の香ばしさ、まろやかな脂分とともに野菜の甘みが口の中に広がり、冷たい泡酒と合わせて何本でも食べられる。しかも、酒を飲みながら野菜を大量に摂れるため、精神衛生上にも良さそう。野菜好きの女性にウケるわけだ。「つつみの一歩」のオーナー、大谷順一氏は初めて博多で野菜巻き串を食べたとき、「これが北千住に来たら絶対はやる」と確信したそうだ。

しかし野菜巻き串の、野菜をうまく包むのはプロでも難しい。見た目の美しさも重要な上、野菜に空気が入ると焼いている間に肉が縮み、すべて崩れてしまうからだ。同店ではスタッフが博多まで出向いて発祥店で食べながら研究し、練習を重ねたという。

人気の野菜巻き串は「レタス巻き」(300円、税別)、「長芋豚のり巻き」(350円、税別)、「蓮根(れんこん)巻き」(200円、税別)など。また野菜ではなく、もっちりした生ふを巻いて甘味噌をのせた「なまふ巻き」(250円、税別)や、リボンのように薄く切った野菜を巻きつけた「モッツァレラズッキーニ巻き」(300円、税別)も注文が多い。

香ばしく素材のうま味あふれる野菜巻き串は程よく苦味のあるハイボールと実に合う。「今度はなんのネタ(巻き串)にしようかな」と、次の注文に思いを巡らせてしまうのだ。ハイボールでよく出るのは「だるまハイボール」(500円、税別)、ラムネハイボール(450円、税別)、トニックハイボール麦(500円、税別)だ。

ひとしきり野菜巻き串とハイボールを堪能した後に、シメで麺やご飯ものを食べる人が多い。野菜巻き串は、素材の軽さで腹が重たくならないからだ。特に人気なのは「坦々(たんたん)まぜそば」(780円、税別)。太めの麺にネギや自家製ラー油、酢を好みでたっぷりかけて、まぜて食べる。

「うちはカウンターに一人で来られる女性の常連さんも多く、店内のお客全員が女性ということもしょっちゅう。ボリューム系の串や、まぜそばなどスタミナ系メニューもよく出ます。女性と20~30代男性の味の好みは同じです」(同店スタッフ)

もう1店は東京・池袋。池袋も飲食店激戦区で、この地で野菜巻き串の繁盛店となっているのが「串焼きバル Man Sun(マンサン)」である。2017年1月にオープンした西口店は特に女性客に人気で、週末ごとに予約で埋まり、時間制限をしている。

「Man Sun」の野菜巻き串も、具材を豚バラ肉で巻いたシンプルなものだ。注文が多いトップメニューは「レタスチーズ」(300円、税別)、プチトマトを巻いた「とまと」(250円、税別)、「れんこん」(250円、税別)など。同店は3000円前後のボトルワインが充実していて、ワインもよく出るが、ハイボールとの組み合わせは圧倒的な人気だという。

「Man Sun」の巻き串は豚肉の脂身やうま味は感じるものの、さっぱりして食べやすいことに驚く。詳細は企業秘密だというが、ミリ単位にまでこだわった肉の厚みと、部位の選び方がポイントだ。野菜巻き串をつまみながら、辛口のハイボールですっきり流すと、際限なく食べられる。また、野菜巻き以外の串もお薦めで、半熟卵がとろける「ベーコンエッグ」(200円、税別)や、シソの香りが複雑でおいしい「えび豚しそ巻き」(350円、税別)も、女性のオーダー率が高い。

ハイボールは定番の「角ハイボール」(430円、税別)を筆頭に、「角ハイコーラ」(450円、税別)、日本仕様シーバスで作る「シーバス ミズナラ」(600円、税別)ほかを取りそろえる。

オーナーの政所良弘氏はかつて売れっ子ホストだったという異色の経歴。引退後に友人が酒のアテに乾き物ばかりつまむのを見て「肉と野菜を摂れる『野菜巻き串』なら、つまみでも栄養になる」と、野菜巻き串専門店を出すことを思いついたという。

さらに「野菜巻き串は旬の野菜をたっぷり食べられて、豚バラ肉で巻くとどんな素材もおいしくなる。これぞ酒好きのためのメニューです」(政所氏)。やはりシメを食べて帰る客が多く、同店ではオーナー厳選の千葉の産直卵と甘いかきしょうゆで食べる「厳選たまごかけごはん」(380円、税別)が特に人気だ。

野菜巻き串に冷えたハイボールをゴクリ。豚バラなど肉のうま味と野菜のみずみずしさが広がる新感覚に驚くはずだ。

(フードライター 浅野陽子)

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