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リーダーはスポーツに学ぶ

ロードバイクも経営も「継続こそ力」 ヒノキヤG社長 ヒノキヤグループの近藤昭社長

2018/10/10

もっと時速を上げよう、そのためには1分あたり平均90回転でペダルをこごう、といったように欲が出てきて、数値を達成するのが励みになり、どんどん楽しくなっていきました。現状を認識し、目標を設定して、そのために何をすべきか考える、いわゆるPDCA(計画・実行・評価・改善)の考え方と似ています。

■スポーツでもPDCAは大事

仕事もスポーツも「継続は力なり」です。地道に続けないといけない。飽きたり、違うことに気持ちがそれたりしないように、どんな目標を設定してモチベーションを維持していくか。そうしてストイックにした方が結果的に続きます。

仕事もスポーツも努力を続けてこそ、いい結果が出る

昔から、そういうストイックなタイプではありませんでした。当社に入る前は保険会社のサラリーマンで、09年に42歳で社長に就任しました。創業者で義父の黒須新治郎会長から「50歳までに売上高1000億円を目指しなさい」と言われたときも、正直あまりピンときませんでした。当時はまだ、売上高が200億円弱だったのです。

グループの売上高は、17年12月期に1000億円を突破し、18年には東京証券取引所の2部から1部に指定替えになりました。今思うと黒須会長に言われた目標がなければ、ここまで大きくなることはできなかったでしょう。社長業とロードバイク、相互作用で目標達成に向けてPDCAを徹底する習慣みたいなものを磨いてきたと思います。

07年に当社が名古屋証券取引所第2部に上場したとき、初値が付かないという情けない経験もしました。株価は、投資家の会社に対する評価です。全然評価されていないと感じ、悔しくて、見返してやりたいという思いにもなったのです。祖業である住宅事業の販売方法を見直し、さらにM&A(合併・買収)や新規事業に挑戦し、建築資材や介護・保育、ホテルと業容を拡大してきました。

17年は、くしくも自転車でも節目になりました。ロードバイクの愛好家なら誰でも憧れる米ハワイで開かれる大会「ホノルルセンチュリーライド」に出場し、100マイル(約160キロメートル)を9時間かけて完走しました。16年6月から、ふくらはぎや太ももの筋肉を鍛えるトレーニングをしたおかげで、比較的楽に走ることができました。

■筋トレ、「効果見える」が励みに

ハワイの大会が終わった後も週に1回の筋トレを続けています。筋トレは、続ける効果が数値で見えます。使うウエートの重さが上がっていく。そうすると明らかに体つきも変わってくるんです。筋肉は1年間で5キログラム増えました。

筋トレの三大種目が「スクワット」「(寝ている状態でウエートを持ち上げる)ベンチプレス」「(立った状態でウエートを持ち上げる)デッドリフト」ですが、これらで使うウエートの合計300キログラムを目指しています。最初は100キロでしたが、徐々に重くしていき、今では280キロまできました。年内に300キロを超えると思います。努力した分、数値が上がっていく、この快感に勝るものはありません。

近藤昭
1991年慶大商卒、千代田生命保険(現ジブラルタ生命保険)入社。ユナム・ジャパン傷害保険(現日立キャピタル損害保険)などを経て、2001年に注文住宅の東日本ニューハウス(現ヒノキヤグループ)に入社。06年副社長、09年社長。18年にヒノキヤグループに社名変更。介護や保育事業に参入するなど積極的なM&A(合併・買収)に取り組む。兵庫県出身。

(安田亜紀代)

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