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リーダーはスポーツに学ぶ

ロードバイクも経営も「継続こそ力」 ヒノキヤG社長 ヒノキヤグループの近藤昭社長

2018/10/10

ヒノキヤグループの近藤昭社長

 首都圏を中心に全国で注文住宅や分譲を手がけるヒノキヤグループの2代目、近藤昭社長(51)は公道を高速で走る自転車「ロードバイク」に夢中だ。若いころは、体育会系が幅を利かすスポーツとは距離を置いていたが、40代でロードバイクに出合い、練習が報われる魅力を知ったという。「目標達成に向かって着実に努力するのは経営もロードバイクも同じ感覚」と話す近藤社長に、経営とスポーツに臨む姿勢を聞いた。

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 2012年に社内の自転車好きを集め、部活動として「チームヒノキヤ」を結成しました。年に2~3回のペースで様々な大会に出場しています。なかでも思い出に残るのは、15年に出場した「東京→糸魚川ファストラン・スポルト」という大会です。東京から山梨県、長野県などを通って新潟の糸魚川まで、走行距離は約330キロメートル余り。これをリレー形式で走破する耐久大会です。

■耐久レース完走で達成感 社員との距離も縮まる

 朝4時に出発し、夕方6時までに到着すれば「完走」と認められるレースです。標高1000メートルに達する最大の難所もペースを落とさず快走し、途中までは順調でした。ところが午後になってアクシデントが発生します。交代場所でいくら待っても選手が来ないのです。心配になって電話してみると、途中で道を間違えたと言うのです。

社内の自転車部「チームヒノキヤ」で様々な大会に出場した(2014年の「富士スピードウェイ」での大会で)=ヒノキヤグループ提供

 1時間近いタイムロス。日が暮れて暗くなるなか、車に気を付けながらというのは、走りには厳しい条件です。選手は必死でしたが、挽回は難しいと思われました。

 「あと3分……、もうだめか」。ゴール地点で待つ皆が諦めかけた瞬間、自転車のライトが見えました。終了まで残り2分という奇跡のゴールでした。メンバーはいずれも40~50代のおじさんですが、「やったー!」と我を忘れて抱き合いました。1日がかりで一緒に汗を流す体験をすれば、人となりも見えてきます。狙ったわけではありませんが、社員との距離は縮まったなと思います。

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