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ディスプレー・カメラ… iPhone XS、5つの魅力

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2018年も新しいiPhoneが大きな話題になっている。この秋登場したのは、iPhone XSシリーズ2モデルとiPhone XRの合計3機種。このうち最初に発売されたのが、iPhone XS、iPhone XS Maxで、どちらも高級モデルという位置づけだ。構成によっては15万円を超える値段の高さも話題になっているのだが、果たしてその価値はあるのだろうか? 今回は、スマートフォン(スマホ)に詳しくない方でもどこがすごいのかが理解しやすいように、5つのポイントに絞って紹介していく。

なお、iPhone XSは5.8インチで、17年秋に登場したiPhone Xのマイナーチェンジ製品だ。iPhone XS Maxは、6.5インチの大画面モデルで、デザインはiPhone XSとほぼ共通。つまり、17年のiPhone Xをより大型化した形になる。なお、今回は言及しないが、遅れて投入されるiPhone XRは価格が手ごろな普及モデルという位置づけだ。

ポイント1:基本デザインが新しいスタイルに進化

スマホのデザインは17年あたりから額縁と呼ばれる枠の部分を削り、ディスプレーを極限まで大きくしたモデルが主流になりつつある。加えてディスプレーを縦に細長くすることで、持ちやすさと画面面積の広さを両立している。いまや、2万円台のスマホでも、この狭額縁デザインを採用するようになった。

従来は縦横比が16対9のモデルが主流だった。iPhone XSシリーズは、新しい世代の縦横比で細長くなり、同じように計算すると約16対7.4程度になる。

そもそもディスプレーのサイズは、対角線の距離をインチで表している。同じインチ数でも縦長になると幅が狭く、面積も小さくなる。5.8インチのiPhone XSは5.5インチのiPhone 8 Plusよりも画面が大きいのではないかと思うだろうが、実際に使ってみると横幅が狭いこともあって、少しも大きくは感じない。筆者は17年にiPhone 7 PlusからiPhone Xに替えたときに、画面の狭さにずいぶん悩まされたものだ。

iPhone XS Maxのディスプレーは6.5インチなので、大きすぎるように感じるかもしれないが、横幅はiPhone 8 Plusとほとんど変わらない。大画面が好きな方は迷わず選ぶべきだ。iPhone 7 Plusや8 Plusからの機種変更ならば迷わずiPhone XS Maxを選ぶべきだ。

新モデルが登場してもiPhone 7やiPhone 8が併売されているが、iPhone XSシリーズとデザインを比較すると、明らかに世代が違うことがわかる。目立つところでは、画面が大きくなった代わりに、ホームボタンと内蔵された指紋センサーがなくなった。ホームボタンでの操作から、画面をスワイプして各種の操作を行うように考えられている。慣れてしまえば何の問題もなく使える。

また、生体認証はFace IDと呼ばれる顔認証が採用された。最近は低価格のスマホでも顔認証を備えているものが増えているが、認識精度の高さや、レーザーで照射するため暗いところでも使える点ではiPhoneが抜きんでている。ただ、マスクをしていると判別できない欠点もある。また、顔認証と指紋認証を両方使えるスマホが増えていることを考えると、顔認証だけというのは、ややマイナスかもしれない。

ポイント2:目を見張るほど美しいディスプレー

iPhone XS シリーズは、iPhone Xと同様にディスプレーに有機EL(OLED)を採用した。最近は大画面テレビやパソコンでも有機ELを採用する製品が増えている。液晶に比べると部品代が高価だが、画質の良さがけた違いだ。そもそも液晶はパネルの後ろからバックライトで光を当てることで画像を表示している。黒い部分はシャッターを閉じているのだが、どうしても光が漏れてしまいグレーっぽくなるのだ。対して、有機ELは一つひとつの素子が自分で発光している。その結果、黒い部分は光が消えているのでより真っ黒に表示されるのだ。

iPhone XSシリーズの広告では、宇宙空間に惑星が浮かぶような壁紙が誇らしげに掲載されている。実際には惑星ではなく、シャボン玉のようなものを表示しているのだが、真っ黒な背景が印象的だ。店頭などでiPhone XSシリーズのこの壁紙を見ると、とても美しいことに驚くはずだ。特に斜めから見ると画像が浮かび上がるように感じるだろう。有機ELは角度を付けて見ても、映像が変わりにくいのが特徴の一つだ。

最近は上位モデルの多くが有機ELを採用しているが、その中でもiPhoneのディスプレーはひときわ明るく鮮やかに感じる。明るさを示す数値は625カンデラ。iPhone 8は同じ625カンデラなのだが、こちらは液晶だ。両者を比べるとやはり差が大きく、有機ELの方がずっと美しい。液晶との差は大きい。

ポイント3:物欲をそそる完成度の高いボディー

前記のように、iPhone XSシリーズのボディーは、昨年登場したiPhone Xとほぼ同様で、iPhone XS Maxは同じデザイン・仕上げで本体サイズが大きくなっている。iPhone Xとの最大の違いは新色のゴールドが登場したことだ。

iPhone 8までのモデルは、ボディーのフレームにアルミを採用しており、見た目にはつや消し仕上げとなっているが、iPhone XSシリーズは、ステンレススチールを採用。ステンレススチールは比重が高く、軽く触れただけでも高級感が伝わってくるのが素晴らしい。

さらに、ゴールドとスペースグレイは物理蒸着処理でカラーリングしている。メッキのような美しい仕上げで、高級な食器のように美しく輝く。新色のゴールドは、やや黒っぽい金で、派手派手しさがなく意外におだやかな外観だ。

背面はガラス仕上げだが、白っぽいゴールドのiPhone 8と比べると、やや濃い色となっている。ハーフミラー仕上げなので光が当たったときに、金色に輝くのがすてきだ。ミラーのサングラスっぽい光り方をするのだ。

すべてのスマホの中で、ボディーの質感や完成度が最高クラスであることは間違いない。高級な素材をおごっているのでやや重いのが欠点。また、ガラスとステンレスの外装はかなり滑り、手袋をしていると落としてしまう可能性が高くなりそうだ。高級なパーツで修理も高くなることが予想されるので、ケースに入れて使うことをおすすめしたい。

ポイント4:高性能でデータも大量に保存できる

iPhone XSシーズは心臓部のチップも最新のものに刷新されている。iPhone XやiPhone 8がA11 Bionicチップだったのに対し、A12 Bionicへと世代が上がっているのだ。また、機械学習に使うNeural Engineも刷新され、毎秒5兆回の処理を行えるようになったという。従来と比べて最大9倍の性能と、大幅に向上している。

ところが、実際にiPhone Xと使い比べてみても高速になったと感じる場面はあまりない。ベンチマークでテストすると驚くほど性能は上がっているのだが、すでに、前の世代でも十分に高速なので体感しづらいのだ。また、古いモデルでも快適に使えることを目指したOSの完成度の高さも、性能のわかりにくさに影響しているのだろう。

だが、性能が高いことは歓迎するべきだ。今後、ヘビーなゲームやアプリが登場してきた際にも快適に使える可能性は高く、数年後にも気持ちよく使えそうだ。

性能よりもわかりやすいのがストレージの容量が増えたことだ。なんと、最大で512GBというストレージは、下手なパソコンをしのいでいる。大量の4K動画を保存したいユーザーもこれなら満足できるはずだ。ちなみに、これだけの大容量が実現したのも、実は性能が向上している点が関係している。高性能でなければ、大容量のストレージをコントロールしづらいのだ。

ただし、気をつけたいのがバックアップだ。パソコンのストレージが少ないとバックアップが取れなくなる。かといって、オンラインでバックアップするには容量が大きすぎて有料契約が必要となり、かつアップロードの時間も相当に掛かるはず。自分の使い方に合わせて256GBモデルを積極的に選ぶのも悪くない。こちらでも、普通に使うなら余裕のある容量だ。

ポイント5:カメラはぼかし機能が特徴

他のスマホに比べると、カメラの性能アップには派手派手しさがない。画素数は旧モデルと変わらない1200万画素のデュアルカメラを採用する。P20 Proがトリプルカメラを採用したような大きなトピックスはないのだ。

だが、実際に撮り比べてみると写真はかなり美しくなっている。プロセッサーの進化が著しいので、画像処理能力が向上し、暗いシーンでの撮影で旧モデルに比べると美しさが相当に向上している。

また、ポートレートモードによる撮影も進化し、ぼけ具合を調整できるようになった。複雑な被写体では一眼レフと同じようにぼかして撮影することはできないが、人物などは満足できる結果が得られるだろう。撮影後にぼけの強弱を調整できるのも素晴らしい。

とはいえ、iPhone XSシリーズの写真が非常に美しく感じたなら、それは、カメラの性能が上がったことだけが理由ではない。極めて明るい有機ELディスプレーの恩恵が多分にあるのだ。

戸田覚
 1963年生まれのビジネス書作家。著書は120冊以上に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、多数の連載記事も持つ。ユーザー視点の辛口評価が好評。

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