男よメークで己を解放せよ 誕生、男性化粧品ブランドアクロ会長 石橋寧氏(上)

2018/10/7
アクロ会長 石橋寧氏
アクロ会長 石橋寧氏

化粧品大手、ポーラ・オルビスホールディングスのグループ会社、アクロ(東京・品川)が今秋、男性向け化粧品の総合ブランド「FIVEISM×THREE(ファイブイズム・バイ・スリー)」を立ち上げた。メンズコスメの総合ブランドは化粧品業界初という。立ち上げまでの経緯や狙いについて石橋寧(やすし)会長に聞いた。

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――開発に至る経緯を教えて下さい。

「今回投入したのは男性用のファンデーションやマニキュア、リップカラーなど12種類約60アイテムです。男性用の化粧品について振り返るとポマードやリキッドなどヘア(髪)関連のスタイリング剤に始まり、近年ではスキンケア剤などが登場しています。ただメークまで含む男性用コスメの総合ブランドは私自身、これまで欧米各地を訪ね歩いてきましたが、どこにもありませんでした」

男性用のファンデーションやマニキュア、リップカラーなど今回、投入した商品は12種類60アイテムに上る

「女性用のマーケットは出尽くした感があります。スキンケアだけでなく、今や目元や口元のしわに特化したリンクルケアまであります。リップカラーの色も実にバリエーションが豊富です。一方、男性用マーケットは未開拓ゾーンといっていい。ならばビジネスとして成り立つのでは、と思ったのです」

――歴史的には男性こそ化粧をしていたようですね。

「最近はイメージアップのためにメークに関心を寄せる若い世代が増えています。歴史をひもといてみても、アフリカの男性は今でも祭礼でメークをするし、平安時代の男性貴族もそうでした」

「男だから、これをしてはダメ、あれをしてはダメと縛り付けられる必要はない」と説く

「現代はボーダーレスやジェンダーレスが叫ばれる時代です。男だから、これをしてはダメ、あれをしてはダメと縛り付けられる必要はなく、男性はもっと解き放たれていいのです。女性だって、自由でかっこいい男性を求めているのですから。女性にとって化粧はメーキャップですが、男性にとっては『センスアップ』だと思っています」

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