男よメークで己を解放せよ 誕生、男性化粧品ブランドアクロ会長 石橋寧氏(上)

2018/10/7

■男性のしぐさをヒントに商品化

――商品の特徴やこだわり、開発までの苦労を教えてください。

「まず特徴のひとつが、男性のしぐさをヒントに商品化した点です。どういうことかというと、化粧をしている最中でも、周囲にそう気づかれない配慮です。商品の形状はスティックタイプが中心です。男性の手の大きさに合わせ、持ちやすく使いやすくしたのはもちろん、後ろから見れば、ひげそりしているしぐさにしか見えません」

「女性用だとチークにはこれ、まつ毛にはこれとそれぞれ用途が決まっていますが、新しい発想を取り入れました。例えばアイブロウならまゆだけでなく、ひげや髪にも使えます。私は今、頬にファンデーション、まゆにアイブロウをしています」

まゆをアイブロウで書き足すなど、自身でメークをほどこす

「女性のように入念にではなく、塗り方や使い方も大ざっぱでいいんです。髪の一部に入れている青も遊び心。今後発売予定の新色ですが、白髪に使うと色が映えるんですよ、意外にね。女性用コスメを随分、手掛けてきたので、男性用はべとつき感がないよう仕上がりを調節した程度で、特段の苦労はありませんでした」

ネイルアーマーで爪への彩りを楽しむ

――今後、どのように展開していきますか。

「9月に伊勢丹新宿店メンズ館と東京、大阪の阪急メンズで店頭販売を開始しましたが、首都圏を中心にブランド専用の販売拠点を増やしていくつもりです。男女のスタッフを配置し、メーク体験ができるカウンターも設けていきます」

■海外ブランドに先駆けて、アジアで展開

「海外ブランドの中にメンズ総合コスメブランドを立ち上げる動きもあるようです。なので、そうした海外ブランドに先駆けて、まずは2020年までにアジア圏で展開したいと思っています」

「海外ブランドに先駆けて、まずは2020年までにアジア圏で展開したい」

「化粧ポーチなど、女性もほしがるような男性用化粧小物も提案していくつもりです。男には男なりの美学があります。男性はこだわりが強い分、一度メークの味を覚えたら、はまると思いますよ、きっと」

(聞き手は堀威彦)

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