ついつい仕事の装い気分から抜け出せず、休日も無難なダークトーン一辺倒……、という読者諸兄も多いのではないだろうか。自分らしく、そしてファッションをより楽しむために、この秋冬は思い切って“色”を取り入れてみたい。中のコーデはいつものシンプルなモノトーンでも、カラーアウターを合わせれば、ぐっと華やいだ雰囲気に。今回は、カラープロデューサーの今井志保子さんに、個々の色に特有の魅力や、色が相手に与える印象まで解説していただいた。
カラープロデューサー 今井 志保子さん
多くのメディアで活躍中の色のプロフェッショナル。色彩心理学に基づき、ファッションにおいて色で魅力的になるための理論を提唱している。
RED/相性のいい黒で赤の派手さを締める
■HERNO/ヘルノ
ミリタリーテイストを抑えた赤で上品に昇華
オイルドクロスを思わせるマットな質感のコットンを使用。往年のミリタリーアイテムを思わせる大きな襟と胸ポケットは、ラギッドな男らしさを充分に引き出してくれる。主張の強い色だが、中をシックにすれば、大人っぽい。 11万8000円(ヘルノ・ジャパン)
【 この色にはこんな効果が! 】
「レッド系は情熱の色。心身のエネルギーが湧き上がり、行動力、積極性、自信を高めてくれます。ダークなモノトーンカラーとコーディネートすると、力強さがより際立ち、男らしく頼もしい雰囲気に。また古来より魔除けの色と言われており、不運から身を守る色としても一役買ってくれますよ」