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次世代リーダーの転職学

会社の看板もう利かない 「自分ブランド」築く出世術 エグゼクティブ層中心の転職エージェント 森本千賀子

2018/10/5

まずはコンビニエンスストア各社の研究から始め、「コンビニを語らせたら右に出る者がいない」レベルを目指しました。「こんな新商品が出た」「こんなシステムが導入された」「こんな業態展開を始めた」など、コンビニ業界にまつわるトピックを常に周囲に話しまくったのです。

○○の専門家と認知されることで、さらに情報も集まりやすくなる。写真はイメージ=PIXTA

このようなアウトプットを続けていると、周囲の人が「けさのニュースで、あのコンビニの新サービスを取り上げていたよ」とわざわざ教えてくれたりして、コンビニ関連の情報がどんどん集まってくるように。さらにコンビニから流通全般へ興味の対象を広げ、新規開拓営業でも流通業界を中心に攻めました。結果、業績も上がり、「流通といえば森本」「森本といえば流通」と言われるようになったのです。

こうして「自分ブランド」を築くと、他部署で流通業界関連の案件を担当することになった人から相談が寄せられたり、流通業界の顧客を紹介されたりすることが増えました。それをきっかけに、社内の多くの人とのネットワークも築けたのでした。

その後の異動によって、「ベンチャー」という言葉が出てきたばかりの時期にベンチャー企業を担当するようになり、ここでも「森本といえばベンチャー」と認知されるようになりました。結果、ベンチャーかいわいでもネットワークが広がって「人材採用なら森本さんに」と言っていただけるようになり、転職エージェントとしてNHKの「プロフェッショナル~仕事の流儀」に出演させていただく機会を得ました。

■担当業務に直結しなくても「ブランド」になり得る

皆さんがこれから「自分ブランド」を築こうとするなら、「人がやっていないこと」「人がやりたがらないこと」に注目してください。いわゆる「マイノリティー」な領域に詳しいことが希少価値になります。かつ、これから先、ニーズが高まる可能性があるテーマであることが重要です。ニーズがなければ、「価値」にはなりえないからです。

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