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アジアのサッカー熱、日本を圧倒 タイやインドも点火 プロリーグの観客動員、J1の約3倍に

2018/10/10 日本経済新聞 朝刊

アジアのサッカーのなかでも特に成長が目立つのが中国だ=ロイター

 サッカービジネスがアジアで立ち上がってきた。アジアの主要リーグの観客動員数は年1500万人を超え、日本(Jリーグ1部)の2.7倍となった。スマートフォン(スマホ)の普及でスポーツ観戦の選択肢が増え、経済水準が低い東南アジアでも年100万人を超えるプロリーグが相次ぐ。若年層向け広告媒体としての魅力が高まり、アリババ集団や中国平安保険集団など有力企業が相次ぎスポンサーなどになっている。

タイの強豪「ブリラム・ユナイテッド」の成長をけん引するのはオーナーで元有力政治家のネーウィン氏だ(8月、都内)

 「2019年に新規株式公開(IPO)を計画している」。日本経済新聞の取材に応じたタイの強豪チーム「ブリラム・ユナイテッド」のオーナー、ネーウィン・チットチョーブ氏はこう明らかにした。

 タイ証券取引所の新興企業向け市場に上場し、約2億バーツ(7億円)の資本を調達する。サッカーなどのゲーム対戦競技「eスポーツ」やスポーツ関連のリハビリテーション施設の建設に充て、ファンを一段と増やす考えだ。

 ネーウィン氏は「将来目指すのは欧州強豪チームのような存在だ」と意気込む。同氏は2009年にチームを買収。拠点をタイ東北部ブリラム県に移し、3万2千人収容の専用競技場を建設した。ヤマハ発動機とスポンサー契約を結んでおり、有力選手を獲得して毎年のようにアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に参戦している。

■トップクラブの収入は日本超える

 東南アジアではサッカー人気が高まっている。ユーロモニターや電通によると、インドネシアやタイ、ベトナム、インドのプロリーグは年100万人を超える観客動員を記録する。クリケット人気が高かったインドでも、ケーブルテレビやスマホの普及でサッカーを気軽に視聴できるようになり、徐々にサッカー人気が浸透してきた。特に成長が目立つのが中国だ。

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