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娘が写った写真をまとめサイトで発見 どうすれば? パソコン&ネット法律相談所(5)

日経パソコン

2018/10/8

個人が特定できる写真を本人の許諾なしに掲載すれば肖像権の侵害になり得る(写真はイメージ=PIXTA)
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パソコンやネットを使うとき、法律がからむ疑問は数多い。疑問を払拭し、正しい使い方を明らかにしよう。今回はプライバシーについて。一般の人が情報発信できる時代は、自分の情報が勝手に発信される危険性もはらんでいる。「他人のブログの写真に自分が写り込んでいる」「エゴサーチ(自分の名前をキーワードにして検索)をしたら自分の電話番号が出てきた」「子供のLINEをのぞき見して親子ゲンカになった」など、身近で起こりそうな問題から考えてみよう。

プライバシーを守る権利は、「すべて国民は、個人として尊重される」という「基本的人権」の一つ。プライバシーの侵害とは、非公開の情報や、本人が公表を望まない情報を勝手に公開し、本人に精神的な負担などを与える行為と考えられる。

プライバシー権は、人格権の一つである。プライバシー権には、肖像権、パブリシティー権などが含まれるが、パブリシティー権は財産権の一部でもある

プライバシー権や自分の顔を勝手に撮影・公開されない「肖像権」は、法律上明確な規定はないが、判例上認められている権利だ。著名人の場合、その情報には経済的価値があるため、無許可での撮影・公開をされない「パブリシティー権」も加わる。

一方で、国民には「知る権利」もある。報道目的の場合、著名人の私生活を明かしたり、ニュース映像に一般人が映り込んだりしていても、プライバシー侵害になりづらいのはこのためだ。しかし、SNSなどでの情報発信は通常、報道目的には当たらない。通りすがりの著名人を勝手に撮影してSNS上で公開するなどもっての外だ。

肖像権とパブリシティー権では、その目的や内容が大きく異なる

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