Men's Fashion

アイロンは先端を浮かして直線的に 基本は裏側から

How to

アイロンのかけ方(1)

2018.9.29

身だしなみは相手への心遣い。いくら上質なシャツを着ていても、シワだらけでは逆効果です。好印象を与えるためにも、毎日のアイロンがけは欠かせません。ちょっと難しい印象のアイロンですが、この機会にマスターしませんか。基本からシャツのたたみ方まで全6回でお教えします。今回はアイロンのかけ方の「準備と基本」です。

(2)襟のアイロンがけ まずは「襟台」の背中側から順番に>>




■準備

(1)衣類はまず洗濯して乾燥させる
(2)全体を満遍なく湿らせて、乾かすことでシワを伸ばす
(3)ポリ袋などに5分ほど密封して、衣類に湿気をなじませる
(4)しっかり乾かすために、アイロンの設定温度は最高温に

■アイロンがけのポイント

(1)アイロンは衣類の裏からかけるのが基本。表は軽く仕上げる程度にとどめる
(2)綿100%の場合、アイロンのスチームでは湿気が不十分。霧吹きで十分に湿らせる
(3)布にひっかからないように、アイロンの先端を浮かすようにして動かす
(4)同様に、アイロンはジグザクに動かすのではなく、直線的に動かす
(5)片手でシワを伸ばし、伸ばした部分にアイロンをあてる

■アイロンをかける順番

アイロンがけは、襟などの細かいところから始めるのが基本です。身ごろや背中など、広いところから始めると、手を動かすうちに、せっかくアイロンがけしたところに、シワができてしまうためです。シャツでは、(1)襟~肩 (2)袖 (3)カフス (4)身ごろ~背中 の順番がお薦めです。

監修:永井良房 水洗いクリーニング専門店「Licue(リクエ)」責任者

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