不動産の悩み、どこに相談? 「無料」の会社は避ける不動産コンサルタント 田中歩

写真はイメージ=PIXTA
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不動産についての悩み事を相談するとき、どんな不動産会社に相談しますか? 「とりあえず近所の会社」という人もいるでしょうし、「大手じゃないと心配」という人もいるでしょう。実は不動産会社にはいろいろなタイプがあります。地場、財閥系、大手、中堅中小といった区分けではなく、それぞれの特性に応じて使い分けをする必要があります。

複数の会社と接点を持つ

不動産について相談する場合、新築マンションや新築戸建てを分譲する開発会社、住宅や事業用不動産の売買や賃貸借の仲立ちをする仲介会社、賃貸ビルや賃貸住宅の賃貸管理や建物管理をする管理会社、遊休地に賃貸物件を建てる建築会社といった先が想定されます。それぞれの一般的な特徴は下記の表の通りです。

売る、買う、貸す、借りるのいずれかの方針が決まっているのであれば、上記の中から最も適した会社を選べばよいと思います。後は自分にとってベストな売り方、買い方、貸し方、借り方を提案してくれるかどうかがポイントです。できれば複数の会社と接点を持ち、自身のニーズに応えるだけの力量があるか判断するとよいでしょう。

「最ももうかる商品」に誘導する傾向

方針が決まっていない場合は注意が必要です。方針をどう決めるかというアドバイスが必要なのにもかかわらず、それに見合った相談が受けられない可能性が高いのです。その理由は、いずれの会社も自社のサービスの中で「最ももうかる商品」に誘導する傾向があるからです。

例えば、売るか貸すかの方針が決まっていない場合、仲介会社ならば賃貸借の仲介より売却を、建築会社ならば建てたうえで賃貸を勧める可能性が高いのです。