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元お笑い芸人で、人材研修コンサルティングを手掛ける中北朋宏氏

元お笑い芸人で、人材研修コンサルティングを手掛ける中北朋宏氏

ビジネスパーソンにとって最も重要なスキルの一つがコミュニケーション力。上司や部下、あるいは取引先とうまく対話できれば、仕事の成果はぐんと上がるでしょう。元お笑い芸人で、人材研修などのコンサルティングを手掛ける中北朋宏氏に、お笑いの世界で培った、相手の心をつかむ「愛され対話術」を紹介してもらいます。1回目は若手社員が先輩にかわいがられる「後輩スキル」について。

「またご飯を一緒に食べたい」と思わせる後輩スキル

コンサルタントという仕事柄、お笑い芸人をしていたときに学んだスキルを企業研修として導入させていただくことが多くあります。ありがたいことに「もっと早く知りたかった」「すぐ実践できる」という声をいただきます。

中でも、新入社員をはじめ若手社員向けの研修で好評なのが、どうすれば先輩社員とうまくコミュニケーションができるか、言い換えれば「どうすれば、かわいがってもらえるか」という内容です。

「どうしたらかわいがられるか分からない」「"かわいがられキャラ"は持って生まれた才能だ」と思い悩んでいる方、ご安心ください。かわいがられる「後輩スキル」は誰でも磨けるものです。

まず一つ、極めて実践的なスキルをご紹介しましょう。私がお笑い芸人をしていた頃、「若手芸人を飲みに連れて行っても、お礼メールがこない」とぼやく先輩の声をよく耳にしました。縦社会のお笑いの世界では、礼儀をわきまえることは芸を磨く以前の問題です。もちろん、ビジネスの世界でも、ごちそうになった方へのお礼がきちんとできるかどうかは、評価に大きく響くことでしょう。

デキるお笑い芸人は、先輩にごちそうになった時、お礼を4回します。それぞれのお礼には全て意味があります。

1回目:レジの前でお礼する。(先輩にごちそうになったことを店内の方々に伝える)

2回目:店を出てお礼する。(先輩に感謝を伝える)

3回目:メールでお礼する。(先輩が家族に見せられるように伝える)

4回目:会社で会った時にお礼する。(先輩からごちそうになったことを職場の人に伝える)

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