松本穂香 もらってびっくりした母の手作り巾着袋

コメディーもシリアスもこなせる女優になりたい

高校の演劇部で芝居に目覚め、15年に女優デビュー。17年のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」などの作品で注目を浴びる。18年にはauのCM「意識高すぎ、高杉くん」シリーズに起用されて注目度を上げた。そしてオーディション参加者3000人の中から、「この世界の片隅に」の主人公・すず役を勝ち取った。

「『この世界の片隅に』を経験して、ちょっとは自信が付いたかな」

「私はもともと自分に自信がないタイプなんですけど、『この世界の片隅に』を経験した今、ちょっとは自信がついたかなと思います。戦時中の物語なので、つらい描写もありました。でも周りのベテランの方たちにいろんなことを教わって、なんとか乗り越えて。作品を通して、少しはメンタルも鍛えられたかなと思っています。

休みの日は、最近は買い物に行くことが多いですね。ドラマでお世話になった方々へのプレゼントを買いに行くついでに、自分の服を見て、ご褒美みたいな感じで、いくつか買いました。

服を買うときに重視するのは、着心地の良さです。派手だろうが地味だろうが気にしないし、ブランドにもそんなにこだわりがないんですけど、着心地は大事。だから試着して買えないネット通販は、まだ怖くて。一回買ったら、『あ、意外と大丈夫なんだな』ってなるのかもしれないですけど……」

「物欲も、同世代の女の子たちと比べて、ない方だと思います」と話す、そんな彼女が欲を見せたのは、「どんな女優になりたいか」と聞いたときだ。

「幅広い役柄をこなせる女優さんになりたいです。等身大の女性も、コメディーもシリアスもこなせる、自分をしっかり持った、強い女性になりたい。

女優の仕事の楽しさは、全部が作り物の嘘の世界の中で、本当の瞬間が生まれること。役を通して、本当に心が動いたり、温かい気持ちになったりする。そういう瞬間があると、このお仕事って楽しいなと思います」

「追いかけたい女優さんは、いろんな方に憧れはありますけど、人それぞれだと思うので、追いかけたい、はないかもしれないです」
松本穂香
1997年生まれ、大阪府出身。2015年に短編映画に主演してデビュー。16年に舞台に初主演し、17年、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」でメガネの工員・青天目澄子を演じて注目される。18年はTBS日曜劇場「この世界の片隅に」の主演に抜てきされて注目された。そのほかの主な出演ドラマに「下北沢ダイハード」(17年)、「食い逃げキラー」(18年)など。映画は「青空エール」(16年)、「恋は雨上がりのように」(18年)などに出演。また、夜の連続YouTube小説「アスアブ鈴木」(18年)に主演している。

あの頃、君を追いかけた

(C)『あの頃、君を追いかけた』フィルムパートナーズ

地方都市のお調子者の高校生・水島浩介は、ある日、悪ふざけが過ぎて教師を激怒させる。浩介のお目付け役に任命されたのは、学校一の優等生・早瀬真愛。自由人の浩介と堅物の真愛は水と油のようだったが、幼なじみの詩子ら仲間とつるむうちに、2人の距離が近づいていく……。監督・長谷川康夫 原作・ギデンズ・コー(「那些年、我們一起追的女孩」) 脚本・飯田健三郎、谷間月栞 出演・山田裕貴、齋藤飛鳥、松本穂香、佐久本宝、国島直希、中田圭祐、遊佐亮介 2018年10月5日(金)全国ロードショー

(文 泊貴洋、写真 藤本和史)

MONO TRENDY連載記事一覧
MONO TRENDY連載記事一覧