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離婚したら養育費は? 子が成人するまで払うのが原則 財産分与、当面の生活費を十分確保

2018/9/30

筧幸子(かけい・さちこ、48=上) 筧良男(かけい・よしお、52=中)  筧恵(かけい・めぐみ、25) 

良男 養育費は子どもが何歳までもらえるものだろう?

幸子 養育費は民法で「監護費用」と定義されているの。父母間で監護費用を払う規定で、原則、親に親権がある期間、つまり子が未成年である20歳になるまでが支払期間となるわ。

 それだと大学に進学したら卒業前に養育費の支払いが終わってしまうわ。

幸子 実際には20歳以降も養育費をもらえている例はたくさんあるわ。養育費を22歳の3月までとする裁判例もあるの。あるいは20歳からは子から請求する「扶養料」と呼ぶ費用として受け取れるの。弁護士の榊原富士子さんは「養育費の取り決めは金額も支払期間も父母の合意内容が大切。子を最大限応援する気持ちでどんな学歴を望むかなどを相談して決めてほしい」と助言しているわ。成人年齢は22年4月から18歳に引き下がることが決まったけれど、監護費用の期限がどうなるかは今後の裁判例次第だそうよ。

良男 養育費を払わない人も多いと聞くな。

幸子 残念ながらそういうケースは多いわ。厚労省の16年度調査では、養育費を受け取っているのは母子世帯で24.3%、父子世帯では3.2%にすぎないの。最初は払っていても途絶えてしまうことも多いそうよ。経済的な事情はもちろん、再婚などの環境変化も多いわ。

良男 ちゃんと受け取るためにはどうしたらいいんだ?

幸子 まずは養育費など取り決めたことを公正証書や調停証書など文書にして残すことね。榊原さんは「少し時間や手間はかかるが、話し合いで離婚できるケースでも家裁に調停を申し立てて調停証書を作成したほうがいい」と話しているの。調停証書があれば、養育費が途絶えた場合に家裁から支払うよう勧告してもらえるからよ。

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