ユニークなのが、ボタン1つでパイプが曲がる独自の設計で、立ったままソファやベッドの下など、家具の下まで掃除できる。この曲がる構造から、ヘッドやパイプを外すことなく折りたため、コンパクトに収納可能。充電用の大容量イオンバッテリーは着脱式で2つ付属し、交互に使用できる。
なお日本向けとしてはパイプの長さを日本人の体に合わせたほか、クリーナーヘッドの厚みを薄くしたり、モーター音を変えたりするなど、細かい仕様を変更している。
ダイソン Dyson Cyclone V10/最長60分、ごみも捨てやすく

ダイソンが3月20日に発売したコードレススティッククリーナー「Dyson Cyclone(ダイソンサイクロン) V10」は、同社史上最もパワフルな「ダイソン デジタルモーター V10」を搭載。ごみをためるクリアビン(ダストボックス)、ゴミと空気を遠心分離するサイクロン、そして風を起こす動力となるモーターを直線上に配置できたことで、効率的に空気が流れるようになり、従来モデルより吸引力がアップした。その結果、「コード付き掃除機よりゴミを吸い取れるようになった」と、ダイソンはコード付き掃除機開発の撤退を宣言している。
空気とゴミを分離する14個のサイクロンは、本体の周りに同心円状に配置し、最高時速193kmの空気で遠心分離。捕集力の高いフィルターがほこりやアレルゲンなど0.3μmの微細な粒子を99.97%掃除機内に捕らえ、きれいな空気を排出する。
運転時間は最長60分と従来に比べ20分長くなった。ゴミ箱に向けてダイレクトに排出できるゴミ捨て機構を採用するなど、吸引力以外の点でも使いやすく改良されている。アタッチメントが豊富で、床、寝具、車の掃除も一台でこなせる。
※実勢価格は9月下旬、編集部が家電量販店のネットショップの価格を調査
(家電ライター 田中真紀子)