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TVない若者も「ほしい」 レコーダーがスマホ的進化 「年の差30」最新AV機器探訪

2018/10/1

小原 見るものだけ録画するという感覚だと理解しにくいかもしれない。全自動だと、過去のアーカイブから見たいものを探すという使い方になるんです。

小沼 たしかにテレビは放送後に話題になることも多いので、すべて録っておいて見たいものだけ見るほうが理にかなっているかもしれませんね。

中岡 ドラマやアニメは4、5話あたりから注目されるケースもあるため、時間帯を選んでドラマやアニメを最大90日分残しておける「おとりおき」機能もあります。さらに外出先で「どこでもディーガ」アプリを使って視聴することもできます。

小原 他にも、番組数が多いぶん検索性能を高めるなど、随所に工夫が凝らされていますよ。

■テレビの楽しみをアップグレード

小沼 ネット通販だと、全自動モデルのエントリークラスである「BRX2050」が6万円前後から買えますね。

小原 小沼さん、いかがですか?

小沼 20~30代でも手を出せる価格だと思います。あとはやはり、テレビがなくてもスマホとレコーダーだけで使えるのは画期的ですよね。テレビを買うほどではないけど、たまに気になる番組が放送されたら見たいという人も多いので、そうした層に需要がありそうです。

小原 レコーダーをホームサーバーとして位置付けたパナソニックの着眼はさすがと言わざるを得ません。特に「録る」と「見る」という2点については、他社の追従を許さないレベル。それでいながら、老若男女、誰もが簡単に使えるように工夫されている点にも頭が下がります。

◇ ◇ ◇

改めて最新レコーダーの機能を確認してみたが、単なるテレビ番組を録画する付属品ではなく、写真や音楽のストレージ(記憶装置)として使えるようにしたり、スマホと連携させたり、さまざまな機能が付与されていることに驚いた。

特に気になったのは「全部録る」「スマホで見る」という2つの機能だ。実際にTwitterなどで友人たちがテレビ番組の話題をしていることが時々あるが、最新のレコーダーならすぐにその番組を見つけ出して、スマホで見ることができる。ネットの配信サービスから探すよりもずっと簡単でスピーディーに違いない。そう考えたとき、テレビを持っていない僕でもレコーダーを買ってもいいかなという気にさせられた。レコーダーを導入することで、ネット動画の利点を取り入れながら、テレビ番組の楽しみ方がアップデートできる。そんな可能性を感じさせられた取材だった。

小原さん(左)と小沼さん
小原由夫
1964年生まれのオーディオ・ビジュアル評論家。200インチのスクリーンを設置する30畳の視聴室に、今春、55インチの有機ELテレビも導入した。最初に夢中になったドラマは「パパと呼ばないで」(1972~73年)。
小沼理
1992年生まれのライター・編集者。Apple Musicの便利さに味をしめて、2017年末にNetflixに加入した。最初に夢中になったドラマは「オレンジデイズ」(2004年)。

連載 「年の差30」最新AV機器探訪
画質高まる有機ELテレビ デザインと価格で見極めを
有機ELは液晶と何が違う? TVの進化と未来を探る
画質進化の最終形 年末開始の8K放送どう楽しむ

(文 小沼理=かみゆ、イラスト 室長サオリ)

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