国内株投信、実績ある長寿商品に再び資金流入QUICK資産運用研究所 清家武

写真はイメージ=PIXTA
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運用実績の長い国内株式型投資信託(ファンド)の資金流入が伸びている。国内株を対象にした「長寿ファンド」が投資家や金融機関に評価され、再び注目を集めている。

2000年頃の新規設定ファンドに資金流入

国内株式アクティブ型ファンドを対象に、新規設定日(運用開始日)と年間資金流入額の関係を見てみよう。図表1は2018年8月までの1年間で資金流入した金額のうち、ファンドの運用開始時期別に分布を調べたものだ。近年に新規設定されたファンドだけでなく、2000年頃に新規設定された長い運用実績のファンドの資金流入も多い。長寿ファンドが人気となっている様子が分かる。

ファンドの営業現場では従来、証券会社が顧客に対して乗り換えを提案するケースが多かった。証券会社は運用期間が長いファンドよりも目新しい新規設定ファンドのほうが顧客向けに「ストーリー」が作りやすく、営業面で都合が良かった。このため、新規ファンドが次々と設定され、直近10年間でファンド数は倍増し、約6000本まで拡大した(図表2)。

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