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座れて低価格「ファスト焼き肉」 ライバルは回転ずし

日経トレンディネット

2018/10/3

「焼肉ライク」新橋店。東京都港区新橋2-15-8 新橋WBビル1F。営業時間は11~23時。年中無休。21席(うち2人用テーブル2卓)
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「高回転」「立ち食い」による低価格戦略で人気を集め、店舗数を拡大している「いきなり!ステーキ」。肉が食べたいときに気軽に立ち寄るという人も多いだろう。いきなり!ステーキ同様に、回転率が高く、低価格の焼き肉を売りにした新ブランド「焼肉ライク」が2018年8月29日、東京・新橋に1号店を開業した。1席につき1つのロースターがつく、いわゆる「1人焼肉」の業態だ。手がけたのは焼き肉店「牛角」の創業者で、現在は国内外で焼き肉店や焼き鳥店など約190店舗を手がけるダイニングイノベーションの西山知義会長だ。

コンセプトは「1人でも気軽に行ける、ファストフードのような焼き肉店」。また、ブランドを作るにあたっては回転ずしを意識したという。「牛角をきっかけに低価格の焼き肉店も増えているが、客単価は3000円前後。回転ずしが2000円程度なので1000円も高い。焼き肉も回転率を上げれば多くの客に対応できるので、もっと低価格にできるのではないかと考えた」(西山会長)。いったいどんな店なのだろうか。

カウンターテーブルは12人着席できる

■店内は着席スタイル

入り口を入ってすぐの場所に12人が座れる大きなカウンターテーブルがあり、1席ごとにロースターが設置されている。入口から向かって左側には壁に面した5席のカウンターがあり、ほかに2人がけのテーブルが2つある。全部で21席ほどの小さな店舗だ。

回転率を上げるために立ち食い席を設けているのかと思ったが、全て着席できるスタイルだ。「立ち食いと座って食べるのとでは、回転率に差はない。立ち食いのメリットは1人分の席を狭くして多くの客を入れられることだ」と西山会長は話す。「せっかく焼き肉を食べるのだから、ぜいたくな気分も味わってもらいたい」(西山会長)と考えて全席にイスを置いたという。

1人用のロースターがついたカウンターテーブル。荷物はイスの下に収納できる

回転率を上げるために取り組んだのは、オペレーションの効率化だ。冷麺やクッパなどの一品料理は置かず、肉単品かご飯やスープのついたセットのみで提供。これならカット済みの肉を盛り付けて提供するだけなので、注文から約3分で提供できるという。店内ではサラダなどのサイドメニューや酒も提供するが、「入店から食べ終わるまでの滞在時間は約25分と想定している」(西山会長)。単純計算しても、ランチタイムに2回転できるということだ。

■焼き網は1回ごとの使い切り

メニューは大きく分けて2つ。肉にご飯、キムチ、スープがついた「おすすめセット」か、肉単品とご飯などを組み合わせる「カスタムメニュー」から選ぶ。一番手ごろなセットは530円。ランチタイムやディナータイムでメニューは分けていないので、夕食と考えるとさらに割安感があるだろう。また、減量中などで炭水化物を抜きたい人は、カスタムメニューから肉だけを注文することも可能だ。

「カルビ&ハラミセット」(200g、1210円)。セットメニューに好みの肉のハーフサイズ(50g)を「トッピング」として追加注文できる。左上にあるのは「和牛上カルビ」(50g、580円)

専門の業者がカットしているだけあって、運ばれてきた肉はほぼ均一で、厚さの違いやスジが残っているというような「当たり外れ」がない印象。肉質も軟らかくて甘めのタレと好相性だ。カウンターにあるゆず胡椒や七味などを追加して好みの味に調整もできる。

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