N
NIKKEI STYLE キャリア
英語「瞬発力」トレーニング

2018/9/25

英語「瞬発力」トレーニング

太字になっている「because / as」は、理由を表しますね。日本語にするときに「っていうのも/っていうのは」と訳しましょう。それを感情をこめて音読をすることによって、瞬間的に先頭から英語が話せるようになります。「,(カンマ)which」でそれまでの内容を先行詞にして、あとはbecauseやasといった基本的な接続詞でつないでいけば、延々と話し続けることができることがわかっていただけたと思います。

現実的な「戦う技術」としての「, which」

一瞬が勝負のビジネスにおける会話や議論で相手の早口に押しまくられることもあるかもしれません。そんなときにも「, which」の技は役に立ってくれます。相手が話している文章全体を受けて(すなわち先行詞として)、こちらが途中から「, which」と言って引き継ぐことで、相手の文を盗み取ってしまえばいいのです。

これで相手の議論をひっくり返す端緒となります。合気道の技を英語のスピーキングで使うような感じですね。

例えば …(相手の話している内容)…,(ここから自分)which I think is great because~(そうだよね。だってそれは~だから)

と入りこむ。または、相手にさんざん喋らせた後、「, which」で主導権を奪い,その後に There are a few reasons, first..., second..., third... とつないでこちらの考えを列挙して効果的に証明します。

この方法だと、うまくいけば気がついたら相手はこちらの意見に説得されていることになります。これは何でもかんでもポジティブにできる魔法の例文です。

(先行詞は耳にした嫌なこと何でも!) ― , which makes me try harder to make it better for the next time.

(そしてそれが次回に向けての改善の原動力となるのです。)

こんな例文も音読を繰り返し、自分のものにしていきましょう。

横山カズ
 同時通訳者。翻訳家。英語講師。関西外国語大学スペイン語学科卒。英語を日本国内で独学し、航空、医療、ITなど多分野をこなす同時通訳者に。リクルート・スタディサプリENGLISH、学びエイド講師。楽天では「実際に役立つ」ことにこだわったスピーキング指導で英語社内公用語化に貢献した。著書に『英語瞬発スピーキング』『英語に好かれるとっておきの方法~4技能を身につける~』『パワー音読入門』など。
ビジネス書などの書評を紹介
ブックコーナー ビジネス書などの書評はこちら