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人事に聞く

新卒は29歳まで、一芸あり 損保ジャパンの採用改革 損害保険ジャパン日本興亜人事部の福元利一氏

2018/9/26

――採用の人数は。

「門戸は広げましたが、人数はむしろ減らしています。18年卒は600人以上入社しましたが、19年卒は300~350人前後になると思います。今後は社員が後輩を推薦するといったような『リファラル(紹介)採用』も検討したいです」

■全国転勤はしたくないが、キャリアアップはしたい

働く場所を1カ所に限定するのは、キャリアを築いていくうえでも問題があった

――地域限定で転勤がある「総合系ワイドエリア」という採用枠を設けました。

「以前は、全国・全世界へ転勤の可能性がある『総合系グローバル』と、働く場所を1カ所に限定する『総合系エリア』採用の2種類で、極端でした。ワイドエリアは、首都圏や近畿などブロックに分け、社員が『本籍』として選んだ都道府県とその近隣に配属する仕組みです。全国どこでもというのは心理的なハードルが高いですが、例えば10カ所の支店のどこかとわかっていれば、受け入れやすいのでしょう」

――効果はありましたか。

「応募者が首都圏で3倍くらい、それ以外で2倍くらいに増えました。今後の採用はワイドエリアが中心になってくると思います。首都圏ではあまり実感できないと思いますが、地方には地元でずっと働きたいという人がたくさんいるのです」

「働く場所を1カ所に限定するのは、キャリアを築いていくうえでも問題でした。配属された支店に営業、保険金支払い、営業推進の3つの部署がある場合、この3つは経験できますが、それ以外の経験はできなかったのです」

「子育て中の女性の場合、子供が小さいうちは転勤なしにして、大きくなったら県内で転勤するといった選択ができるようになります。新しい仕事を経験してキャリアアップする機会ができ、会社にとっても人材の流動性が高まる利点があります」

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