NIKKEIプラス1

月々の料金を大幅に抑えられる格安SIMだが、デメリットもある。例えばキャリアの場合、店頭で手続きすれば回線が開通し、すぐに使えるようになる。しかし格安SIMの場合は基本的に自分で設定するので面倒だ。複雑な手順ではないものの、ハードルが高い人もいるだろう。

サポート体制を確認

問い合わせをしたくても、ネットや電話しか窓口がない業者もある。イオンの店舗で手続きできるイオンモバイルや専用カウンターがある家電量販店もあるが、まだまだ少ない。サポートを重視する場合は、近くに窓口があるかどうか調べておきたい。

「docomo.ne.jp」などキャリアが提供するメールも使えなくなる。Gメールやヤフーメールといった無料のメールサービスを使ったり、LINEなどのメッセージサービスに切り替えたりする工夫が必要となる。

通話が多い人は注意が必要だ。格安SIMの通話料は、話した分だけ払う従量制が主流。たくさん話す人はキャリアや、ソフトバンクが手掛ける「ワイモバイル」、au系の「UQモバイル」などが提供する通話定額プランを使った方が安くなる場合がある。

通信速度も低下も

格安SIMはお昼時や夕方など利用が集中する時間帯に通信速度が低下することが多い。メールやSNS(交流サイト)であれば問題ないが、動画など大容量の通信を必要とするサービスは快適に使えなくなる。また、月に数十GBといった大容量を使う場合は格安SIMよりキャリアの方が安くなることもある。

様々な制約があるものの、格安SIMは家計の強い味方になる。自分に合った業者を選び、賢く使いこなしたい。

(ITライター 秋葉 けんた)

[NIKKEIプラス1 2018年9月22日付]

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