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「JOC加盟、要件整ってきた」 eスポーツ界に手応え 日本eスポーツ連合・岡村秀樹会長に聞く(上)

2018/9/20

JeSUはジャカルタのアジア大会に日本代表を送り込んだ(インド選手と対戦する赤坂哲郎選手、8月31日)=共同

ビデオゲームの腕を競うeスポーツが、五輪種目に向けて着々と地歩を固めている。8~9月にはアジアの五輪といわれるアジア競技大会で、公開競技として実施された。国際オリンピック委員会(IOC)でも活発な議論が進む。世界で有数のゲーム大国である日本は、こうした流れにどう対応していくのか。競技団体である日本eスポーツ連合(JeSU、東京・中央)の岡村秀樹会長(セガホールディングス社長)に聞いた。

――ジャカルタのアジア大会では、eスポーツが公開競技として初めて実施されました。実際に現地で観戦して、どんな印象を受けましたか。

インタビューに答えるJeSUの岡村秀樹会長(9月12日、東京都中央区)

「ジャカルタのアジア大会は、次の(2022年の)中国・杭州大会でeスポーツが正式競技になれるかどうかの試金石だったと思います。その意味では混乱なく、スケジュール通り、きちっと実施されました。むしろ、ほかの通常の競技は開始時間が遅れたり、会場が急きょ変更になったりしたと聞いています」

「表彰式はメダルの授与から国旗の掲揚、国歌の演奏まで、通常の競技と同じ体裁で行われました。代表選手も通常の競技と同じ選手村に入ることができました。住環境としては選手村よりホテルの方が快適だったかもしれませんが、シンボリックな意味合いとして、とても良かったと思います」

――五輪競技での採用については、どのような見通しを持っていますか。

「間違いなく、IOCは検討していると思います。どのくらいの確率で、いつぐらいになるかは、うかがい知れませんが、我々としては、いつそういうことになっても大丈夫なように、きちんと要件を整えることが重要です」

■各都道府県に支部、裾野を拡大

――整えるべき要件とは何ですか。JeSUとして、日本オリンピック委員会(JOC)に加盟できるメドは立っているのでしょうか。

「eスポーツには統一された国際競技団体(IF=International Federation)がありませんから、その意味では(JOCが求める)要件は整っていません。我々が自主的にできることとして、まず今年2月に3つの団体が統合して、国内唯一の競技団体(NF=National Federation)となりました。五輪に準じる国際的な総合スポーツ大会の実績として、まさに今回のアジア大会にJOCの協力もいただいて日本代表の選手団を派遣しました」

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