写真5は写真4のネクタイを替え、「すべてバラバラ」のお約束に従った装い。これだと「ビジネスよりも結婚式の2次会など華やかなシーンにふさわしい装いになる」。仮にお手持ちのスーツが2着しかなくても、「上着とワイシャツ、ネクタイの組み合わせ次第で何通りもの着こなしが可能で、Vゾーンのオシャレが楽しめることをぜひ忘れないで」と小林さんはいう。

《写真5》スーツ11万6640円/ビームスF ベスト3万2400円/タリアトーレ タイ1万8360円/ペトロニウス (すべてビームス ハウス 丸の内) シャツ8640円/ライフスタイルテーラー(アーバンリサーチ ドアーズ ららぽーと豊洲店) ラペルピンはスタイリスト私物

■すべてのVが美しく

胸元のVゾーンだが、実は様々なVから成っているのにお気づきだろうか。ベストを重ね着すれば、そこにもVができ、シャツの襟とネクタイを締めた部分にも逆のVがある。襟元と上着のラペルによるVもある。

「すべてのVが美しくあるのが理想」。そのためにもワイシャツの襟は上着の下にきちんとおさめる。ネクタイの締め方も重要だ。ディンプル(くぼみ)はさりげないこなれ感の演出にもなるが、「ディンプルが作れていない方が意外に多い」と小林さんは指摘する。原因はネクタイの締め方にある。「大剣(ネクタイの太い方)をきゅっと引っ張り、絞るように締める」のがコツ。遊びを作ってはダメという。

「きついから」とワイシャツの第一ボタンを外したままネクタイをする人がいるが、それだと襟元が締まらない。タイバーもVゾーンの立体感やアクセントを生むための小物として活用できる。秋のこの時期、Vゾーンにこだわり、オシャレを楽しみながら、男の価値も上げていきたい。

※価格は税込み。

小林新氏
大学卒業後、2006年に独立。雑誌や音楽、広告分野などを中心に活動。服にとどまらず、その周辺にある美術などもスタイリングの一環と考え、独自の視点を持つスタイリストとして定評がある。

「プロが教えるBizコーデ」記事一覧

SUITS OF THE YEAR 2020
Watch Special 2021
GIFT SPECIAL 2021
SUITS OF THE YEAR 2020
Watch Special 2021
Instagram