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ドロップシッピングサービスを提供する企業から、 最優秀賞として表彰される広島知範さん

日経MJの人気コラム「竹内謙礼の顧客をキャッチ」が『200社に足を運んでわかったお客さんがホイホイ集まる法則』(日本経済新聞出版社)のタイトルで1冊の本になりました。5年間250回にわたる連載の中から、一押しのノウハウ50の事例を選び、再取材の上、大幅加筆してまとめたものです。その50の事例から、10例を抜粋して紹介します。9回目は、ネット副業から本業に切り替え、月商1千万円を安定して稼ぎ出す仕事術を取り上げます。

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働き方改革により、副業をするサラリーマンが増えていくことが予想される。仕事を複数掛け持つことが当たり前となり、所得が上がらない中でダブルワークにいそしむ人が増加するだろう。注目される副業の1つはネット関連のビジネスである。アフィリエイトやオークション、ドロップシッピングなど、時間や場所を問わないネットビジネスは、サラリーマンにとって、都合の良い副業といえる。

ここでは、副業の本質を学ぶことができる事例を紹介し、サイドビジネスの心構えを考えてみたいと思う。

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自ら制作したホームページで、メーカーの商品を代理販売するドロップシッピング。アフィリエイトと並ぶ人気の副業ビジネスだが、このドロップシッピングで月に1000万円以上の売上をコンスタントに出し続けているのが、合同会社GSクリエイト(北海道札幌市)の広島知範さんだ。

広島さんが本格的に売上を伸ばし始めたのは、会社を退職しドロップシッピングを本業にしてからである。さぞかし副業時代に稼いでいたのかと思いきや、「独立当時は月収1万円ぐらいでした」と当初を振り返る。

「副業が失敗する一番の理由は、時間的余裕がないことです。家に帰るとのんびりしてしまって副業には手がつけられません。もう1つの失敗理由は気持ちの切り替えです。本業の仕事の悩みや考え事を自宅に持ち帰ってしまうため、副業に気持ちが入らなくなってしまいます。だから、退路を断たなければ成功しないと思い、ドロップシッピングを本業に切り替えたんです」

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