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納得のコスパ 軽量Winタブレット、Surface Go

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日経トレンディネット

日本マイクロソフトから10型のWindowsタブレット「Surface Go」が2018年8月28日に発売された。Surfaceシリーズといえば、12.3型液晶を搭載する「Surface Pro」が人気だが、Surface Goはそのデザインを踏襲しつつ、ふた回りほど小型軽量化して価格を抑えたモデルだ。実売価格は、マイクロソフトオフィスが付属する一般向けモデルで6万4800円前後(税別)から。 発表会に参加した筆者は気に入ったので、発売日に購入して早速持ち歩いて仕事に使っている。実際に製品を手にして感じたところをお届けしたい。

小さく軽く、持ち運びやすい

手にしてまず感じるのは「小さくて軽い」ということ。腰と膝が痛い筆者は持ち物を極力軽くすべく日々軽いものを探しているが、Surface Goは本体の重さが522g。片手で持って使うのも短時間なら苦にならない。パソコンとして使うなら必須オプションのキーボード兼カバー「Surface Go タイプカバー」(以下タイプカバー)は245gなので合計で767gだ。

これまで使ってきた13.3型の2in1ノートが831gだったので少し軽くなった程度だが、小さくなったおかげで持ち運ぶときの安心感が増した。朝の満員電車に乗ると13.3型ノートは押されて曲がって壊れてしまうのではと心配になるが、Surface Goは小さいうえに薄く固い板のような形なので、そうした心配がいらないのだ。画面とキーボードが小さくなったため見やすさと打ちやすさは一歩後退したが、これからはキーボードを使うことが多い場合は13.3型2in1ノート、満員電車に乗るなど移動が多い場合はSurface Goと使い分けたいと思う。

バッテリー駆動時間はカタログ値だとビデオ再生で最長9時間となっている。まだ買って数日だが、暗い場所での取材でディスプレーの輝度を約1/3程度にして、ネットに接続しっぱなしで2時間弱使ってバッテリー残量が70%程度だった。電源のない場所で5~6時間は使えそうだ。軽さ、コンパクトさ、バッテリー駆動時間のいずれも良好と言える。

画質は良好、置き場所も取らない

画面サイズは前述の通り10型。解像度は1800×1200ドットで、縦横の比率は3:2となる。この比率は横向きでも縦向きにしても使いやすい。解像度が高いため画面はかなり精細で、明るさも必要十分あり、画質は今のところ文句はない。表面に光沢があるため、外光の映り込みが気になる程度だ。これは置き場所や向きを工夫して対応している。

Surface Pro同様に、背面のスタンドで自立する。スタンドはかなりガッチリした作りで安定感は高い。スタンドで立てるスペースが必要なので、タイプカバーを取り付けると置き場所にある程度の奥行きが必要になるが、Surface Goはコンパクトなのでそれほど場所は取らない。Surface Proと同じぐらいの角度で立てて測り比べてみると、Surface Goのほうが2~3cmほど奥行きが短かった。取材でも狭い机の上に置いて使ってみたが、問題なくタイプカバーを広げて入力できた。

背面と前面にカメラを搭載しているが、前面のカメラはWindows Helloの顔認証機能に対応している。自分の顔を登録すれば、あとはサインイン画面で自分の顔がカメラに映って認識されると、瞬時にサインインできる。パスワードを入力する手間がかからず、パスワードを盗み見られる心配も不要。両手がふさがっていてキーボードに触れられないような場合でもサインインできる。薄暗い取材現場でも試したが問題なく認識してくれた。快適なことこのうえない。

顔認証対応パソコンはだんだん増えてきたが、コンパクトで安価なSurface Goにも搭載されたことで、ますます普及が進みそうだ。

キーボードの打ち心地はまずまず

前述の通り、キーボード兼カバーのタイプカバーは別売だ。しかしこれがないとパソコンとして使いづらいので購入は必須と言える。タイプカバーは日本語キーボードが4色と英語キーボードが1色(黒)ある。日本語キーボードのうち、プラチナ、バーガンディ、コバルトブルーの3色は、スエード調の素材であるアルカンターラを使っていて手触りがいい。

キータッチはやや固めで、ストロークは思ったより深めに感じられる。日本語キーボードはスペースキーが短くなりがちだが、これは必要十分な長さが確保されているのは好印象だ。気になったのは「パコパコ」という打鍵音だ。Surface Goとの接続部分を折り曲げて角度を付けるとキーボードと机の間に隙間ができる。この結果打鍵音が机に反響して周囲に鳴り響いてしまい、周りに迷惑をかけていないかとちょっと心配になる。

拡張性はType-C頼み

拡張端子はUSB Type-Cが1つだ。薄型のタブレットなのでこれは仕方のないところ。周辺機器メーカー各社からType-Cに取り付けるタイプのドッキングステーションやUSBハブなどが発売されているので、そうした製品を必要に応じて購入することになりそうだ。

ほかには音声入出力端子、充電に使うSurface Connectポート、microSDXCカードリーダーを備える。充電はSurface Connectポートでも、Type-Cでもできる。手持ちのType-C対応充電器を取り付けてみたところ問題なく充電できた。

どっちのモデルを買うべきか?

搭載しているCPUはPentium Gold 4415Y。これは第7世代Coreプロセッサーなどと同じKaby LakeマイクロアーキテクチャーのCPUだ。位置づけ的にはCore m3より下のランクで、Surface Proが搭載するCore i7/i5/m3に比べると絶対的な処理性能は低い。Webブラウザーで数枚のタブを開いて作業する、SNSを利用する、付属するエクセルやワードなどのマイクロソフトオフィス製品を使うといった程度なら大してストレスを感じないが、処理性能に過剰な期待をすべきではない。小型軽量さを生かして、気軽に持ち運んで処理の軽い作業に使うのが本来の使い方だろう。

スペックの違いによって 2モデルある。CPUは共通だが、メモリーが4GBでストレージが64GBのeMMCのモデル(実売価格6万4800円前後)と、メモリーが8GBでストレージが128GBのSSDのモデル(実売価格8万2800円前後)だ。どちらもMicrosoft Office Home & Business 2016が付属する。

おすすめは後者だ。Windows 10を快適に使うにはメモリーは8GB以上ほしいということもあるが、64GBモデルはスマホのストレージにも使われるeMMCのフラッシュメモリーを使っていて、128GBモデルが搭載するSSDよりもデータ転送速度が遅い。なるべく快適に使おうと思ったら、メモリー8GB/ストレージ128GBがおすすめ。筆者が購入したのもこのモデルだ。できれば、Microsoft Officeを省いて価格を下げたモデルも一般向けに発売してほしいところだ。

Windows 10のSモードをオフにする

注意したいのは、搭載されているWindows 10 HomeがSモードになっていること。これはWindows 10の機能を一部制限したモードで、ストア以外からのアプリのインストールができないなどの制限がかかっている。主に企業や教育機関での利用を想定したモードだ。

会社や学校などで指定されていないのなら、このSモードをオフにして、フル機能のWindows 10 Homeにして問題ないだろう。オフにするには「設定」を開いて「更新とセキュリティ」→「ライセンス認証」の順に進む。そこからMicrosoft Storeに移動してオフにする。

Surface Goは、小型軽量なボディー、必要十分な駆動時間と処理性能を持つモバイルPCだ。モバイルPCの使い方は人それぞれだが、外出先で処理の重い作業はしないのでSurface Goで十分という人は実は多いのではないだろうか。

マグネシウムの質感の高さが感じられる板状のボディーは、小さくて中身の詰まったもの好きの日本人にはしっくりくるだろう。小さいので女性のバッグにも楽に入りそうだ。旅行に持っていくのもいいかもしれない。仕事にも使えるが、日常的に持ち歩いて使えるプライベートなモバイルPCとして、この秋冬のモバイルPC選びの中でも、特に人気の一台になりそうだ。

(ライター 湯浅英夫)

[日経トレンディネット 2018年8月31日付の記事を再構成]

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