時間が止まったような欧州の美しい村 写真19点

日経ナショナル ジオグラフィック社

2018/9/16
フランス、エギスアイム: アルザス地方のワイン発祥の地と考えられているエギスアイム。16世紀に創業した30余りの地元の業者のうち、ドメーヌ・エミール・ベイエと呼ばれる古いワイナリーで試飲を行うこともできる(PHOTOGRAPH BY GERHARD WESTRICH, LAIF/REDUX)
オランダ、ブロクゼイル: オランダ東部、オーフェルアイセル州にある17世紀の秘宝。港の周辺に造られた村で、湖や池、運河に囲まれていることから、ウォータースポーツが有名。地元の人が操るボードに乗って水辺を回ったり、ウェーリッベン=ウィデン国立公園のハイキングを楽しんだりできる(PHOTOGRAPH BY WILBERT BIJZITTER, HOLLANDSE HOOG/REDUX)
オーストリア、ヴァルト: アルプスでもっとも雪深いリゾートと言われる。三角屋根の山小屋は、多くのスノーボーダーやスキーヤーを魅了している(PHOTOGRAPH BY TONI ANZENBERGER, ANZENBERGER/REDUX)
イタリア、ソバーナ: イタリア、トスカーナ州南部の村ソバーナは、1本の通りを中心にした、まるで美術史の教科書に出てきそうな村だ。プレトリオ広場の左右には中世風の家が建ち並び、サンタマリア教会には8世紀の石造りの精巧な天蓋と15世紀の聖母マリアのフレスコ画が残る。ロマネスク様式のソバーナ聖堂では、美しい大理石の柱を見ることができる(PHOTOGRAPH BY CHRISTINA ANZENBERGER FINK & TONI ANZENBERGER, ANZENBERGER/REDUX)
フランス、ムスティエ=サント=マリー: プロバンス地方東部、石灰岩の絶壁のふもとに位置し、かつてベルサイユ王宮のテーブルを飾った陶器の産地としても知られる。工房では、鳥や花、奇妙な生物などが描かれた皿や花瓶が作られている(PHOTOGRAPH BY ROBERT HARDING, ALAMY STOCK PHOTO)
英国、ファール: イーストサセックスの古い農村。小説家のバージニア・ウルフらブルームズベリー・グループと呼ばれる知識人グループの活動拠点となった。このグループの邸宅であるチャールストンには、豪華な壁画や織物、絵画があり、現在も見学することができる(PHOTOGRAPH BY ANDREW TESTA, THE NEW YORK TIMES/REDUX)
デンマーク、ケアテミネ: フュン島の海岸沿いにあるこの町には、20世紀初頭に多くの人気芸術家たちが住んでいた。地元のヨハネス・ラーセン美術館には、フュン島の画家たちによる北欧印象主義の作品が展示されている(PHOTOGRAPH BY FRANK TOPHOVEN, LAIF/REDUX)
アイルランド、バリーコットン: イーストコーク地方の漁村で、灯台や絶壁でのクジラウオッチングが人気。郊外に最新のアイルランド料理(ブラッドオレンジとサフランバターを使ってフライパンで炒めたバリーコットンのヒラメなど)のメッカとも言われるバリーマロー・ハウスができてからは、食事目当ての観光客も訪れるようになっている(PHOTOGRAPH BY EVA HAEBERLE, LAIF/REDUX)
ポルトガル、モンサラーシュ: 城壁と白い家が特徴のポルトガルの村モンサラーシュは、アレンテージョ平原を見下ろす場所にある。明るい縞模様の手織りの毛布やじゅうたんといった地元の特産品をよみがえらせた「Alentejana Mizette Factory」という職人工房があるのもこの村だ(PHOTOGRAPH BY MAGDALENA PALUCHOWSKA, ALAMY STOCK PHOTO)
スウェーデン、マリーフレッド: シャーベットカラーの家々が並ぶ湖畔の村。「長くつ下のピッピ」の村として知られ、ルネサンス様式のグリプスホルム城もある。現在、この城にはスウェーデン国立絵画コレクションが収蔵されている(PHOTOGRAPH BY GERALD HAENEL, LAIF/REDUX)
チェコ、テルチ: 南モラビア州のテルチ田園地帯は、1992年にユネスコの世界遺産に登録された。町自体が芸術作品と言え、石が敷き詰められた中央広場のまわりには、カラフルな三角屋根のバロックおよびルネサンス様式の家が建てられている。伝統的な神々を描いた天井画があるルネサンス様式の城も必見だ(PHOTOGRAPH BY DESIGN PICS INC, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE)
ギリシャ、モネンバシア: 山の尾根にあり、まわりは城壁で囲まれている。細い陸地によってペロポネソス半島の南部とつながっている。村には、ビザンチン、オスマン、ベネチア様式の建造物が混在し、地中海に面する海岸線は岩場になっている。ギザギザの王冠のように見える島の要塞は廃墟となっているが、そこに向かって岩場を登りたいと思うアスリートもいるかもしれない(PHOTOGRAPH BY REINHARD SCHMID, HUBER IMAGES/ESTOCK PHOTO)

(文 RAPHAEL KADUSHIN、訳 鈴木和博、日経ナショナル ジオグラフィック社)

[ナショナル ジオグラフィック 2018年8月1日付記事を再構成]

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