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見映えの究極は「自然体」 至高のスーツブランド競演 「見た目がいい」の理由を探る

MEN’S EX

2018/9/21

MEN'S EX

世界に認められる至高のブランドに共通するのは、確かな個性を備えながらも、奇をてらっていないところ。いわば自然体=シンプル。それゆえに着る人自身の“着たい”という想いにもシンプルに寄り添ってくれる。そんなシンプルの共鳴。その先にこそ、究極の見映えはある。




[ ベストシンプルスーツ #1 ]

シャツ7万1000円、靴9万9000円/以上エルメネジルド ゼニア クチュール、タイ2万8000円、チーフ1万3000円/以上エルメネジルド ゼニア(ゼニア カスタマーサービス) 1. フォーマルウェアの最上級に位置する「クチュール」ラインのスーツ。生産工程の約7割はハンドで、着心地のよさを追求している。

最高の素材と仕立て両者を極めることで生まれた至高の一着
■ERMENEGILDO ZEGNA COUTURE/エルメネジルド ゼニア クチュール
「至高のスーツが着たい」。M.E.読者の方なら、少なからず思うことだろう。そしてその至高のスーツのひとつの形が「着心地の軽さ」と「端正な見た目」の共演。その好例が写真の一着だ。直径15.5マイクロンの極細原毛からなる、ヌメるようなタッチの生地「チェントベンティミーラ」を用いた、特別なスーツである。適度なパッドや芯によって肩や胸を整えたそのシルエットは、極めて端正。しかし、柔らかな素材と手仕事を駆使した軽い仕立てが相まって、着心地は”着ていないが如し”なのだ。原毛にも仕立てにも目を配れるブランドなればこその、極めつけの一着といえよう。スーツ57万1000円(ゼニア カスタマーサービス)

[ ベストシンプルスーツ #2 ]

ニット17万7000円、鞄51万7000円、靴19万8000円/以上エルメス(エルメスジャポン) 2. ジャケットの内側に中綿を入れた、温かな作り。なお、後ろ身頃にはドローコードを潜ませており、背部を絞って着用することも可能だ。

華美に飾り立てない究極の「正直な服」
■HERMES/エルメス
心からエルメスを愛する者は、華美を嫌い、本当の意味で自然体を好む人物と断言できる。何せエルメスのウェアは、それが内側に中綿パッドを備えた斬新な作りのウールジャケットであろうと、これみよがしな誇張した雰囲気がない(この一着がそうだ)。そして空気のように着る者へ馴染み、ただただ静かにその優美さを滲ませるのだ。卓越した美意識に裏打ちされた、真実のラグジュアリーがここにはある。 ジャケット41万4000円、パンツ10万3000円(エルメスジャポン)

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