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身近な人が亡くなった 葬儀・墓・手続きを乗り切る 早めの対応でトラブル防止

2018/9/16

写真はイメージ=PIXTA

ある夜の筧家のダイニングテーブル。夕食を終えてくつろいでいると良男の携帯電話が鳴りました。友人からのようですが、応答する良男の表情が曇っていきます。電話を終えると、少し間を置き、「喪服の準備をしてくれないか」と妻の幸子に伝えました。

筧幸子(かけい・さちこ、48=上) 筧良男(かけい・よしお、52=中)  筧恵(かけい・めぐみ、25) 

筧良男 学生時代から親しかった同僚からだ。おやじさんが急に亡くなったらしい。お焼香してこようと思って。

筧恵 今年の夏は暑かったからお葬式が多いのかもね。

良男 最近はお葬式も簡素化し、宗教的な儀式をやらないで火葬をする直葬や、お通夜をしない一日葬も増えているというね。今回はお通夜と葬儀・告別式をするようだけど……。

筧幸子 通常はお通夜をして葬儀・告別式、火葬というのが一般的だけど、喪主や家族は決めなければならないことが多くて結構大変なの。急に亡くなった場合などは葬儀社も急いで決めるケースが多いようね。

 悲しんでいる暇もないのかしら……。

幸子 病院で亡くなると、数時間で遺体を運び出さなければならないの。葬儀社が搬送するわ。心当たりがなければ病院が紹介してくれるようだけど、その後のお葬式の依頼も含めて慌てて決めてしまうの。事前に考えておけばいいんだけど……。遺体を自宅や安置施設に運んでから葬儀社を選ぶこともできるの。個人で葬儀支援事業を手掛ける市川愛さんは「葬儀社は24時間対応でネットにも多数載っている。見積もりを取って比べて選びたい」と話していたわ。

良男 亡くなった翌日がお通夜、その翌日が葬儀・告別式の日程もあるけど、葬儀式場の混み具合などによっては1週間程度かけるのも普通のようだね。

幸子 一方で事務手続きもあるの。病院で亡くなると死亡診断書が交付されるけど、通常は死亡届と1枚の紙になっているわ。死亡届は亡くなった人や届け出人の本籍地など必要事項を記入して7日以内に市区町村に提出するの。提出先は亡くなった場所や亡くなった人の本籍地、届け出人の居住地に限られるので要注意よ。火葬や埋葬は別途許可証が必要で、死亡届提出時に役所で手続きするの。

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