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得意客つかんだ五輪グッズ 子供が歓声、大人は胸算用 売れ筋1位のぬいぐるみ、早くも増産準備

2018/9/12 日本経済新聞 朝刊

東京2020オフィシャルショップでマスコット入りの公式グッズを買い求める親子(東京都新宿区)

東京五輪・パラリンピックのマスコットの公式グッズがオフィシャルショップにお目見えし、にぎわいを見せている。7月に名前が決まると、早速ぬいぐるみやTシャツなどの販売を開始。マスコット人気は高く、売り上げは好調という。公式グッズは機運情勢と、組織委員会の収入増に直結するため、マスコット人気への大会関係者の期待は高まる一方だ。

「ミライトワだ、かわいい!」「ソメイティもほしい」――。

東京都新宿区にオープンしたオフィシャルショップの初の常設店、「東京2020オフィシャルショップ新宿西口店」には、7月の開店以降、家族連れや外国人の団体、帰省前に土産物を捜す人らがひっきりなしに訪れている。

千葉県船橋市から来た小学5年の男子児童(10)は、「ミライトワがかっこいい。周りで持っている人はいない」と、Tシャツとキーホルダー、バスタオルを買った。全国の小学校で行われたマスコットを選ぶ投票でも、現在のデザインに1票を投じたという。

東京都中野区の主婦(56)は水戸市に住む親戚へのお土産に、マスコットをプリントした文具やTシャツを購入。「キャラがかわいいと思っていた。男の子向けには青いミライトワの色合いがぴったり」と笑顔を浮かべる。

マスコットの公式グッズは発売時、約130点を取りそろえた。組織委によると、特にぬいぐるみの売れ行きが良く、数カ月分の在庫は準備していたが、増産体制に入ったという。最も高額な全長約130センチの特大ぬいぐるみ(税別13万円)も販売好調で、組織委マーケティング局の間典彦ライセンシング部長(52)は「スタートダッシュとしては想像以上」と顔をほころばせる。

今回販売を始めたマスコットの公式グッズは全体的に価格帯は低めに抑え、シールや缶バッジ、ノートなどは数百円台とした。小学生が投票で選んだマスコットであることを考慮し「手の届きやすい値段で、小学校で使える文房具関係を多くした」(間部長)という。

■「公式」承認には高いハードル

マスコットには、大会機運情勢とともに、公式グッズの売り上げ増への期待がある。マスコットの人気が高まれば「大会への関心が高まるうえ、公式グッズの売り上げも押し上げる」(関係者)からだ。12年のロンドン大会では、マスコットのデザインが「かわいくない」と不評。マスコットのグッズに人気が出ず、売り上げに占める割合も低かったという。

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