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九州 味めぐり

名瀑と流しそうめんで感じる涼 福岡 白糸の滝ふれあいの里

日経新聞西部夕刊

2018/9/13

暑い夏、滝のそばでひんやりとしたそうめんをすする。想像するだけで涼しくなるが、福岡県糸島市で実際に楽しめる場所がある。県指定の名勝「白糸の滝」のすぐ近くでそうめん流しが味わえるとあって、多くの人がひとときの涼を求めてやってくる。

イラスト・広野司

西九州自動車道の前原インターチェンジ(糸島市)から車で約20分。山道を登ると、標高900メートルの羽金山の中腹に白糸の滝がある。落差は約24メートルで、近くで見ると水が勢いよく流れ落ち迫力がある。

そうめん流しの会場は滝のすぐそば。地元産の竹を使った長さ3メートルほどの筒が20本ほど並び、片方の注ぎ口から水が流れ出ている。売店で1人前500円を支払うと、ざるに入れられたそうめんと、わさびとネギが付いたつゆを渡される。

筒に投入したそうめんは勢いよく流れ、うまくキャッチしないと取り損ねてしまう。さっとつゆにつけて口に入れると、のどごしはツルッとしているが、かむと意外とコシがある。従業員によると、麺は熊本県天草市産で、水につかってもコシが残るようにしているという。地元の主婦らが作るつゆは、濃すぎず薄すぎずちょうど良い。水は地下水を使用し、手が痛くなるほどの冷たさだ。

そうめん流しは9月いっぱいまで。シーズン終盤だが、周辺ではヤマメ釣りもでき、家族連れで一日楽しめそうだ。

(朝比奈宏)

〈しらいとのたきふれあいのさと〉福岡県糸島市白糸460の6 電話092・323・2114

九州 味めぐり」では食べ歩きが大好きな地元在住のライターや日経記者が見つけた九州・沖縄のとっておきの味を紹介します。

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