[ ベストバランススーツ #3 ]「紳士服の殿堂」が太鼓判のビジネス・ニュースタンダード

■L.B.M. 1911/エルビーエム 1911のチェック柄スーツ
イタリアンテーラードの名門ファクトリー、ルビアム社のスポーティライン。ただしこちらは三越伊勢丹の別注により、丸みや柔らかな着用感はそのまま、肩周りをシャープかつ構築的にアレンジすることで、今のスタンダードと言えるキリっとした見映えを獲得。わき下に汗止めパッドを配するなど、ビジネスにおける「まさかの失敗」を防ぐ配慮も嬉しい。9万9000円(伊勢丹新宿店)
[ ベストバランススーツ #4 ]フルキャンバス毛芯だからこそのシルエット美

■VALDITARO/ヴァルディターロのグレースーツ
「FATTO A MANO(手仕事)」というタグ通りの丁寧な手仕事、フルキャンバス毛芯による端整なシルエットで知られるパルマのファクトリーブランド。柔らかく軽い着心地と、きちんとした印象を両立させるのが上手い。ソフトに見えやすいフランネル素材だが、薄めのパッドでラインを強調した肩周りが、ビジネス向きのエレガンスを高めている。14万円(シップス 銀座店)
※表示価格は税抜きです。
撮影/野口貴司(San Drago)〈人物〉、若林武志、西山 航〈静物〉、長尾真志、椙本裕子〈取材〉 スタイリング/武内雅英、宮崎 司(CODE) ヘアメイク/松本 順(辻事務所) イラスト/千野工一 構成・文/伊澤一臣、小曽根広光 文/吉田 巌(十万馬力)、秦 大輔、竹石安宏(シティライツ)、礒村真介、安岡将文〈P94-99〉撮影協力/バックグラウンズファクトリー
[MEN’S EX 2018年10月号の記事を再構成]
SUITS OF THE YEAR 2021
アフターコロナを見据え、チャレンジ精神に富んだ7人を表彰。情熱と創意工夫、明るく前向きに物事に取り組む姿勢が、スーツスタイルを一層引き立てる。