ニコン Z 7 は最高感度ISO 25600。ボディー内手ブレ補正機能と相まって、低照度時の撮影領域をグンと広げてくれる。このカットはISO3600だが、建物壁面のディテールも豊富でノイズ感も整っている
「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」のクリアなヌケ感と色再現はとても魅力的
ちょうちんの素材感やシワの感じなど「Z 7」は確実に写しとってくれた。日影でのカットだが、適切なホワイトバランスで見た目どおりの色再現となった
写りはとてもいい。目の前の光景をとても高精細にキャプチャーできる。久能山の石段もリアリティーあふれる描写となった
「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」はご覧の通り、寺社の瓦1枚1枚をしっかりと分離、解像できる
その場の空気感を見る者に味わわせてくれるほどの描写力。このカットは秋の訪れを感じさせる高原を見事に写しとった。ススキの解像感がいい雰囲気である。信頼性高く使いやすいボディーと、明るく高性能なレンズで、これからの展開がとても楽しみな新システムだ
三井公一
 iPhoneで独自の世界観を持つ写真を撮影している。2010年6月新宿epSITEで個展「iの記憶」を開催。同年10月にはスペインLa Panera Art Centerで開催された「iPhoneografia」に全世界のiPhonegrapherの中から6人のうちの1人として選ばれる。http://sasurau.com/