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ポイント賢者への道

還元率2%「Kyash」カード VISAに対応 ポイント賢者への道(79)

NIKKEIプラス1

2018/9/12

写真はイメージ=PIXTA

三井住友銀行や伊藤忠商事などが出資するKyash(東京・港)というIT系企業が、ユニークな決済カードを発行しています。高額の決済はできないなど制約はありますが、利用額の2%という高い還元を受けられます。全国いたる所にあるVISA加盟店(一部除く)で幅広く利用できるのも特長です。

この「Kyashリアルカード」は、見た目も使い方もクレジットカードに似ています。街の実店舗ではプラスチック製のカードを店員に渡し、ネットショップではカード番号を入力して使います。

利用額の2%相当が翌月にキャッシュバックされます。2%という還元率は一般的なクレジットカード(0.5~1%)を大きく上回ります。メリットはそれにとどまりません。

クレカの場合、利用した金額は自分の銀行口座から引き落とされます。これに対してKyashの場合、手持ちのクレカの情報を登録しておくことで、利用した金額をそのクレカから支払えるようになります。

利用額に応じてクレカ独自のポイントを獲得できるのです。クレカの還元率が1%なら合計で3%になります。登録できるのはVisaかMastercardブランドのクレカです。

Kyashのカードはいわゆるプリペイド(前払い式)カードに分類されますが、自分でいちいちチャージ(入金)する必要は必ずしもありません。支払時に自動でチャージしてくれる機能があるからです。

ただし利用には制約があります。海外の実店舗はVISA加盟店であっても利用不可です。1日あたり3万円、1カ月あたり12万円が利用額の限度です。公共料金の支払いはできません。手持ちのクレカはそのまま保持しつつ、日用品などちょっとした買い物に使うのがよさそうです。

菊地崇仁
北海道札幌市出身。1998年に法政大学工学部を卒業後、NTTに入社。社内システムやLモードの料金システムの開発などに携わり、2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。06年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、11年3月代表取締役に就任。一般からプラチナまで、57枚のクレジットカードを所有。

[NIKKEIプラス1 2018年9月8日付]

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