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行動起こせば家計は変わる お金のイベントで熱い談議 ライフ&マネーFesta 2018

2018/9/14

3人は投資手法や持っている銘柄数、投資の目的がまるで違っているが、井村さんいわく、「株式投資は懐が深いので、誰の投資法も間違いではなくて全員正解」。そうした中で大事なのは自分に合った株式投資の方法を見つけていくことだという鉄則を確認した。

■「iDeCo、使わないのはもったいない」大江英樹さん

大江英樹さんは「資産運用では税金と手数料を抑えることが重要」と説明した

マネー研究所でも連載中の経済コラムニスト、大江英樹さんは『サザエさん』の波平さんが実は54歳という設定だというエピソードを紹介しながら、この漫画が描かれた頃に比べ平均寿命ははるかに長くなっていること、とはいえ伸びているのは収入の少ない「老後」の部分なので、資産運用など何らかの自助努力なしには乗り切っていくのが困難であることを示した。

そのうえで大江さんは、資産運用で失敗するのはコントロールできないもの(リターン、もうけ)とできるもの(資金の置き場所、リスク、コスト)を間違えてしまうためだと指摘。中でも重要なのが確実にマイナスに作用するコストである「税金」と「手数料」を抑えることで、そこで役立つのがiDeCo(個人型確定拠出年金)とNISA(少額投資非課税制度)だと説明した。

とりわけiDeCoは掛け金が全額所得控除されることをはじめ、運用益が非課税になることや低い運用コストなど大きなメリットがいくつもあるので、「使わずに終わるのはもったいない」とも。60歳まで引き出せないのも「老後資金づくりという意味では、むしろプラスだ」とした。

■「何かひとつでも実行を」横山光昭さん

横山光昭さんは「出費の中身を浪費、消費、投資の3つに分けて考えたい」と持論を展開した

同じくマネー研究所の連載でおなじみの家計再生コンサルタント、横山光昭さんは、人生100年時代を豊かに生きるための家計のあり方をテーマにさまざまなヒントを教えてくれた。

多くの人が漠然としたお金への不安を抱えている現状について、「不安を解消するには、足元の家計をしっかり把握することと、お金の使い方について自分なりの価値観を持つことが大事」と指摘。具体的な手法として、「出費の中身を、日々の生活に必要な消費、無駄遣いである浪費、将来リターンが期待できる投資の3つに分け、どれに当たるのかを意識してお金を使うといい」と話した。

6人の子供の父親でもある横山さん。重い教育費負担に悩む家庭も多い現状については、「親だけで考えないで子供とよく話し合うべきだ」と助言した。そのために横山家では毎月1回の「家族マネー会議」で、その月の我が家の収入やお金の使い方について家族全員で話し合っていること、子供への金銭教育の一環としてお小遣いを外貨(米ドル)で渡していることなどが紹介された。

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