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スマホの普及に伴う消費行動の変化を心理面からも解き明かす

スマホの普及に伴う消費行動の変化を心理面からも解き明かす

スマートフォン(スマホ)が生活に欠かせない存在になり、消費者の行動も変わっている。多くの企業がスマホを利用した新たなマーケティングが課題とみているが、必勝法は確立しておらず、悩みも大きいようだ。今回の書籍「スマホマーケティング」は、スマホ時代の消費者の思考や行動の傾向、購買行動の変化を分析しながら、スマホを生かすマーケティングの考え方とテクニックをまとめた一冊だ。

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吉田健太郎氏

吉田健太郎氏

著者の吉田健太郎さんは、電通に勤める情報通信業界コンサルタントです。1997年に立教大学を卒業し、NTT移動通信網(現NTTドコモ)に入社。商品開発やモバイルビジネスコンサルティングを手がけ、2009年に電通に転職しました。スマホ市場や通信業界の動向を継続的に把握する電通モバイルプロジェクトなどに携わっています。

知りたいこと、ググるよりSNS検索

スマホが普及し始めたころ、著者は「気になることがあると、すぐ検索するようになった」という周囲の声をよく聞いたといいます。検索は今でも主要な使い道ですが、当時とはずいぶん違ってきているようです。背景には、情報の受け手だった個人が交流サイト(SNS)で発信を始め、ネット上の情報量が爆発的に増加したため、知りたいことに短時間でたどりつくのが難しくなっている実態があります。

 情報が増え続けていることからも、生活者の多くは短時間で理解したいという気持ちが顕在化するとともに、感覚的に理解できないことを面倒に感じるようになってきています。
 そのため、利用した人の体験談や評価といった、生活者目線の情報を重視するようになりました。
(1章 進む「スマホ環境最適化」 33ページ)

仲がいい友人や同じ趣味を持つ人と、LINEで「友だち」になったり、ツイッターのアカウントをフォローしたりしていると、その興味や関心に沿った情報が自然に集まるSNSの「情報コミュニティー」ができあがってきます。

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