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躍進が止まらない 中高年の名脇役、なぜブレイク?

日経エンタテインメント!

2018/9/11

 中高年のベテラン脇役俳優の躍進が止まらない。2012年に松重豊が『孤独のグルメ』に主演してシリーズ化に成功して以降、吉田鋼太郎が『東京センチメンタル』(14年~)に、遠藤憲一が『民王』(15年~)に主演するなどして潮流を作った。その流れを一気に広げたのが、17年の『バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~』だ。遠藤憲一、大杉漣、田口トモロヲ、寺島進、松重豊、光石研という名バイプレイヤー6人が本人役で主演し、コワモテ俳優たちのチャーミングな姿に「ギャップ萌え」する女子が続出した。

『バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~』 中高年名脇役たちが主演したテレビ東京系連ドラのシーズン2。(C)「バイプレイヤーズ2018」製作委員会

 その反響を受け、18年1月からは続編の『バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~』も放送。さらに6月には佐野史郎が63歳で連ドラ初主演を果たし(『限界団地』)、7月から放送の『探偵が早すぎる』では滝藤賢一が広瀬アリスとW主演する。彼ら中高年脇役俳優の活躍に拍車がかかったのは、なぜなのか。『バイプレイヤーズ』のプロデューサーで演出も手掛けたドリマックスの浅野敦也氏は、「視聴者層の変化」を指摘する。

 「昔はテレビや映画が娯楽の王様だったので、若い方から年配の方まで、幅広い層の方がテレビや映画を見ていました。だけど今は、映画もテレビもシニア層の占有率が高い。忙しい社会人はテレビを見られないし、若い人には、そもそもテレビを持っていない人もいる。そうなると、若いスターを主役にドラマを作っても、視聴率が取りにくいんです。また映画でもキラキラした学園モノが下火になって、若いスターに頼れなくなってきている。テレビでも若い子の恋愛モノが減って、中高年の物語が増えています。そういう流れで、中高年のバイプレイヤーの方々がどんどん前面に出てきたという状況はあると思います」

■演技力があり、人柄がいい

 また近年は、視聴者が1~2話見逃しても楽しめる「一話完結」のドラマが増えている。代表例が、『相棒』『遺留捜査』などの刑事ドラマと『ドクターX』などの医療モノだ。これらのレギュラー出演者は芸達者なベテラン揃いで、各話のゲストでも名脇役が活躍する。

 そのような状況下で制作者が起用したくなるのは、どんな脇役俳優なのか。頂点に立つ遠藤憲一、松重豊ら6人のバイプレイヤーズの共通点を浅野氏に聞いてみた。

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