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中学生が働く人にインタビューし、その仕事につけたキャッチコピー。そこに「働く意味」が映る

中学生が働く人にインタビューし、その仕事につけたキャッチコピー。そこに「働く意味」が映る

「人生100年」「生涯現役」といわれる時代。長い期間、生き生き働き続けるには新たな考え方やスキルを体得していく「学び」が欠かせない。働きながら学ぶ極意とは何か。リクルートワークス研究所の主任研究員で、キャリアに関する研修やコンサルティングに携わってきた辰巳哲子氏の連載をお届けする。

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職種の枠に収まらないキャリア選択の時代

近い将来、営業や事務、研究・開発といった「職種選択」ではないキャリア選択をする人が増えるといわれています。テクノロジーの進化につれて、職種で仕事を選んだとしても、その内容が急速に変化していくとみられるからです。

変化の激しい時代に働き続けるには、その変化を柔軟に受け入れる態度が必要です。一方、働くうえで「何を大切にするか」「何を実現したいか」といった、本質的であまり変わらない部分も持ち続けないと、生き生きと働き続けるのは難しいでしょう。そのためにも、自分のキャリアを自分でマネジメントする「キャリアオーナーシップ」がますます重要になってきます。

リクルートワークス研究所「5カ国マネジャー調査」(2015年)

リクルートワークス研究所「5カ国マネジャー調査」(2015年)

日本と世界では、キャリアオーナーシップの考え方に大きな違いがあります。リクルートワークス研究所が2015年にまとめた「5カ国マネジャー調査」によると、日本では「キャリアは状況に応じて決まる」と答えた人が54.5%と過半数で、「キャリアは自分が決める」との答えは45.5%でした。一方、米国、中国、インドでは「自分が決める」と考える人が、ほぼ7割に上りました。つまり、日本では「自分で何かしなくても、会社に入って与えられた仕事をしていればよい。キャリアは会社が決めてくれるのだから、自分で学ぶ必要もない」と考える人が多いのです。

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