秋冬の新作が店頭に並びだすこれからのシーズン、装いのアクセントとして欠かせないのが靴と鞄だ。そこで、今季の新作から、本誌スタッフが、今、買いたいと思ったアイテムをピックアップ。ブツ欲高まるこれからの季節、買い足しリストの更新をお忘れなく！
休日のカジュアルで難しいのは、バランス。リラックス感を求めつつも、大人として恥ずかしくない品格を保つことが重要。“品”を意識した靴と鞄の選び目線とは。
今回はカジュアルバッグ編。
《この秋欲しい靴＆鞄》
(1)いま欲しいビジネスシューズ 程よいスキで印象柔らか
(2)ビジネスバッグ デジタルな「できる男」には薄マチを
(3)厚底のドレス短靴に注目！ 鞄は万能なレザーのトート
(4)大人はやっぱり白スニーカー 安心安全の永世定番
（左）MEN’S EX副編集長 内田さやか／靴も鞄もクラシックなブランドを愛用。メゾン系からファクトリー系まで新作チェックは欠かさず、ディテールにも厳しい。 （中）スタイリスト 四方章敬さん／現モードからクラシックまで、洒脱なスタイル提案が支持されている、売れっ子スタイリスト。自身もきれいめなスニーカーを履きこなす。 （右）ライター 安岡将文さん／カジュアルからドレスまでカバー。荷物は常に最小限がポリシーでミニサイズの鞄に興味津々。
内田 ビジネス鞄にはこだわっても、休日鞄をおざなりにしている人って多いと思いません？
四方 鞄って、正直なところ服ほど頻繁に買わないと思います。だから、気がつけばいつも同じものを使ってしまうんですよね。
安岡 鞄って実用的な側面が強いから、使い慣れているものの方が良かったりしますし……。
四方 それでも気分を変えたいという時は、素材や色を変えてモデルを変えずに買い足すという方法をオススメします。
安岡 確かに、使い勝手もいいし、シルエットやサイズ感も慣れ親しんだまま、素材を変えて、新鮮な印象を楽しむってことですね！
内田 私、それやっています！ 女性の方が鞄に対する思い入れは強いと思いますが、それでも手持ちの服とのバランスを考えると、結局いつもお気に入りの鞄を手に取っちゃうんです。素材や色違いで揃えておくと、コーデを悩まないので便利なんですよ。
四方 まったく同じモデルじゃなくても、例えば定番のトートをキャンバスからレザーに変えてみるというのもありです。その場合、スエードがオススメ。表革ほど重たくなく柔らかな雰囲気を楽しめますし、それでいて大人な落ち着きがあります。この感じが、大人の休日鞄に好都合なんです。
安岡 定番モデルや定番デザインって、息が長いだけあってバリエーションも豊富だから、トレンドの素材や色も揃っていますしね。
四方 素材や色が変わるだけでも、結構気分が変わりますよ。
