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加畑知子・凸版印刷フロンティアビジネス開発部部長

加畑知子・凸版印刷フロンティアビジネス開発部部長

管理職として活躍する女性が仕事やプライベート、働き方への思いを自らつづるコラム「女性管理職が語る」。様々な女性管理職が交代で執筆します。今回は、凸版印刷フロンティアビジネス開発部部長の加畑知子氏。初めての登場です。

◇  ◇  ◇

私は大学卒業後、就職とともに初めて親元を離れて上京しました。これからは経済的に自立して自分の力で生きていくんだ。そんな思いを胸に社会人生活をスタートしました。私にとって就職した会社で働くことは、東京で生活することそのもので、20代はかなり肩に力を入れ、夢中で駆け抜けました。

仕事へ取り組む意識に大きな変化が生じたのは、産休・育児休暇を経て職場復帰した時でした。それまでは、自分が頑張った分だけ成果につながり、達成感と成長を実感して次への意欲がわいてきました。しかし、復帰してみると、会社にいられる時間が限られることはもとより、子供の急な発熱で保育園から呼び出されるのも日常茶飯事でした。

さらに、復帰後まもなくマーケティング部門から経営企画に異動しました。現場を離れて本社の役員や幹部との関わりを軸とした仕事に一変しました。主任だった私はこれまでの経験・知識がほとんどいかせないうえ勤務時間も限られ、自分が何にも役に立てていないという虚しさや後ろめたさを感じる毎日でした。

頑張りたい気持ちがあってもアクセルを踏み切れません。以前のような達成感が得られにくくなるなか、このまま働き続けて意味があるのだろうか、何を目標にやっていけば良いのだろうかと思うようになりました。

そんな時、社内の女性課長らの話を聞く企画がありました。先輩たちは、職場環境や立場が変わる中で得たことや考えたこと、その時々で大切にしてきたことなどを話してくれました。なかでも「新しい切り口のテーマが出てくると、子供もいて大変なはずなのに自分の中の新しモノ好きの虫が動き出してやってみたくなっちゃう」という話は心に残りました。

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