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ポイント賢者への道

ポイント、QRコード決済でためる 携帯料金と合算で ポイント賢者への道(78)

NIKKEIプラス1

2018/9/5

写真はイメージ=PIXTA

最近、QRコードを使ったスマホ決済に関するニュースが増えてきました。東京五輪に向けて政府がキャッシュレス化を推進していることもあり、銀行など大手企業が次々と参入しています。中でも注目したいのがNTTドコモの「d払い」です。比較的使いやすくてお得感があるからです。

スマホ決済は一般にアプリをインストールして使います。画面に表れるQRコードやバーコードを店頭でスキャンしてもらうか、反対に店側から提示されたコードをこちらで読み取ることで決済が完了します。前回取りあげた「LINE Pay」や、「楽天Pay」が代表例です。

NTTドコモの「d払い」は4月に始まり、広告などで知った人も多いでしょう。特徴は、1カ月に利用した金額が、携帯電話料金に加算されて請求されることです。このため、事前にチャージしておく必要はありません。ドコモの既契約者であれば面倒な初期設定も不要です。アプリでログインしてすぐに使い始めることができます。

お店で決済すると、代金の0.5%(ネットショップは1%)分のポイントがたまります。スマホ決済の新規参入組の中には、ポイントを付与しない例が多く、比較的有利です。携帯料金をクレジットカードで支払っている人はクレカ独自のポイントも通常獲得でき、d払いの利用分が上乗せされます。クレカの還元率が1%なら合計で1.5%です。アプリ画面で「ポイントで支払う」にチェックを入れておけば、たまっているポイントが自動的に決済に回って便利です。

d払いに対応するのは現在は高島屋やツルハドラッグなどで、今後ローソンやマツモトキヨシなどに広がる予定です。スマホ決済はソフトバンクなども参入を予定しており、今後急速に身近になってきそうです。

菊地崇仁
北海道札幌市出身。1998年に法政大学工学部を卒業後、NTTに入社。社内システムやLモードの料金システムの開発などに携わり、2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。06年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、11年3月代表取締役に就任。一般からプラチナまで、57枚のクレジットカードを所有。

[NIKKEIプラス1 2018年9月1日付]

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