マネー研究所

Money&Investment

収入減や死別で生活一変 共働き家計3つのリスク 住宅ローン・保険・年金…

2018/9/2

幸子 共働きだと住宅ローンを夫婦が共同して組むことが多く、その面でも注意すべきことがあるわ。返済期間中に万一、夫婦のどちらかが亡くなると、返済負担に耐えきれない深刻な事態になりうるの。

 住宅ローンの返済中に亡くなると、団体信用生命保険(団信)から保険金が下りて返済に回るはずだから、さほど心配しなくていいんじゃないの?

幸子 そうとは限らないわ。「ペアローン」といって、夫婦それぞれがローンを組んでいる場合、団信によって完済されるのはあくまで死亡者の契約分だけ。残されたほうが契約したローンはそのままだから、返済は続くことになるの。また、1本のローンを一方が主債務者、もう一方が連帯債務者として契約する方法もあるけど、主債務者の死亡時にはローン残債はゼロになるのに対して、連帯債務者の死亡時には債務の全額が残ってしまうのが通常よ。収入は1人分に減っているから、返済不能に陥りかねないわ。

 ほかには何に注意したらいいの?

幸子 生命保険ね。本来はどちらかが急死するリスクに備え、ともに死亡保険に入っておいたほうがいいはずよ。ところが、現実には夫は多額の死亡保障に入っていても、妻の死にはなんの備えもないという夫婦が結構いるそうなの。

良男 妻の収入が夫よりも高かったらなおさら、妻に先立たれた夫は困ってしまうよね。

幸子 その通りよ。清水さんも「妻が亡くなったらどれだけ生活資金が足りなくなるかをまず考え、必要なら妻も保険に入りたい」と指摘しているわ。相手が亡くなったら自分がもっと働けばなんとかなると考えがちだけど、子育てや将来のことを考えると保障は手厚いほうが安心だからね。

マネー研究所 新着記事

ALL CHANNEL