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収入減や死別で生活一変 共働き家計3つのリスク 住宅ローン・保険・年金…

2018/9/2

写真はイメージ=PIXTA

平日の午後9時すぎ。良男と幸子はお茶を飲みながらパソコンの画面に向かって家計運営についての議論を深めています。そこへ会社の同僚との夕食を終えた娘の恵が帰ってきました。結婚や人生について先輩と話し込んだらしく、両親とも話したい様子です。

良男 お帰り、恵。何か相談事でもあるのか?

 共働きで小さいお子さん2人を育てる女性の先輩と話をしてきたの。仕事と育児を両立しているのだけれど、実際は時間に追われ、出費もかさんで大変な面もあると聞いたわ。

幸子 確かに共働きだと、外食に頼り気味になったりベビーシッターを頼んだり、支出は膨らみがちね。総務省の家計調査(2017年)によると、共働き世帯の月々の支出額は平均33万5000円。専業主婦世帯に比べると1割ほど多いわ。

良男 うちの会社の若い社員も共働きが増えていて、あまり残業せずに退社するな。帰宅が遅くなるとシッター代が余計にかさむから大変だそうだ。私たちの世代は共働きはまだ少なかったから、「本当に続けられるのか」と思ってしまうよ。

 それでも収入が2人分あるんだから、家計は安定しやすいんじゃない?

幸子 そうとは言い切れないわ。想定外のことが起きて困ることもあるの。まずは住宅ローン。収入が2人分あるから大丈夫だろうと思って高額のローンを組み、家を買う夫婦は多いそうよ。余裕のあるうちはいいけれど、子供が生まれれば夫婦のどちらかが育児休業を取得したり退職したりして収入が減ることはよくあるの。ファイナンシャルプランナー(FP)の清水香さんは「子供の大学進学時に教育費の負担がピークとなり、ローンの返済に困る共働き夫婦もいる」と話しているわ。

良男 現時点の収入に頼りすぎるのは禁物だね。

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