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医療保険の加入 まず健保と高額療養費制度の中身点検 病気や老後に備えた保険の選び方(1)

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2018/9/12

写真はイメージ=123RF
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人生100年といわれる今、病気・ケガなど健康リスクへの備え方も大きく変わってきている。“超長生き時代”到来ゆえに手厚い備えが必要な医療費、がんになった時への備え方、親の介護や自分の老後……。それぞれに安心かつ賢く備える方法を5回に分けて紹介する。1回目は民間の医療保険をみてみよう。

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100歳まで生きられる時代が到来しているが、重要なのは病気やケガにはどう備えるか。民間の医療保険を検討する前に必ず知っておきたいのが、「高額療養費制度」や健康保険組合の付加給付などの公的制度の内容だ。

厚生労働省によると、日本人の生涯医療費推計値は1人2700万円。その半分は70歳以降に集中していると聞くと、老後の医療費の準備の必要性を実感する人も多いのではないか。具体的な疾患についてみると、肺がんで約75万円、脳梗塞では約150万円、大腿骨頸部骨折になると200万円超かかる。

こんなデータを目の当たりにすると、老後に向けて医療保険の特約などの拡充を検討したくなるかもしれない。しかし公的な健康保険があるおかげで、かかった医療費のうち病院の窓口で支払うのは3割が上限だ。

加えて、高額療養費制度もある。医療費が100万円かかっても、同制度を使うことで、実際の支払いは8万7430円で済む。

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