あなたの「顔の形」を引き立てるネクタイの選び方ファッションプロデューサー 五十嵐かほる

「コーデのポイントにしたいから」と、何となく柄物のネクタイを選ぶ方が多いのですが、ネイビーのソリッドは、シャープな印象を与えてくれるし、コーディネートするにも簡単ですのでお薦めです。

ネイビーといえば、日本でもさまざまな制服に採用されていますが、日本人の肌に最も似合う色だから、ともいわれています。

■海外でのレジメンタルは要注意

ネイビーが、イギリス海軍の制服の濃紺を指すことは、ご存じの方も多いでしょうが、レジメンタルのネクタイを海外で着用するのは要注意ということをご存じでしょうか。

レジメンタルとは英語で「連隊の」という意味。その名の通りレジメンタル柄は、英国の連隊旗の柄や配色を起源としており、身に付けることで、自身が所属している証となっていました。学校やクラブ、チームなど、所属する組織を表すため、海外での使用はお薦めできません。

その昔、海外出張に出向いたビジネスマンがレジメンタルタイを締めてミーティングに臨んだところ「君は、どこのチームにいたの」と聞かれたことがあったとか。英国などではクレストやロイヤルクレスト(紋章・家紋)を用いたものはご法度です。日本でいえば、よその家の家紋の付いた羽織を着ていることになってしまいかねません。

レジメンタルは所属する組織を表すため、海外での使用はお薦めできない。(写真はイメージ=PIXTA)

さて、以下、ネクタイの基本的な織りの種類を紹介します。

(1)サテン
光沢感のあるスーツに合わせるとよい。素材の良しあしが一目瞭然。シルクがベストだが、ポリエステルの物も多い。

(2)ツイル
綾織(あやおり)といい、斜めに走る畝が特徴。ツヤ感があるものが多い。

(3)ジャカード
ジャカード織機で織り上げた生地の総称で、フラノやツイードなどマットな(ツヤの無い)起毛感のあるスーツに合わせるとよい。

(4)フレスコ
立体的な作りで清涼感があり、ざっくりとしたメッシュ状の織り。春夏ものとして捉えられているようだが、オールシーズン使用可能。

(5)ニット
メリヤスとも呼ばれ、カジュアルな印象や個性的な印象になる。

ちなみに私の一押しは、ネイビーのソリッドタイのなかでも、フレスコ織のネクタイです。立体的ですし、高級感があってお薦めです。光沢感がありすぎず、ややツヤがある位の落ち着いたものを見つけてくださいね!

イラスト出典:「桁外れの結果を導く 一流の男の演出力」(日本能率協会マネジメントセンター刊)

五十嵐かほる
スタイルファクトリー社長、パーソナルスタイリスト協会代表理事。武蔵野美術大学短期大学部卒、全日本空輸で国際線客室乗務員として勤務した後、独立。エグゼクティブを中心にしたスタイリングやファッションプロデュース、研修などを手がける。著書に「桁外れの結果を導く 一流の男の演出力」など。

前回「あなたの『顔形』を引き立たせるシャツを探そう」もお読みください。

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