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週末レシピ 防災の日にトライ、缶詰で豪華コース料理

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NIKKEI STYLE

本日、9月1日は「防災の日」。1923年に発生した関東大震災にちなんでいるが、1995年1月17日の阪神大震災、また2011年3月11日の東日本大震災など、平成になってからも大きな地震がいくつも発生している。以降、私はもしもの備えとして、食料や飲料水の補充を怠らないようになった。

そんなとき、缶詰は優れた備蓄食料となる。昔は、缶切りがなければ開けられなかったが、今は、指一本で開缶可能な商品が多い。ただし、いくら缶詰とはいえ、賞味期限がある。我が家では、毎年3月11日と9月1日に、備蓄用缶詰の入れ替えをすることにしている。

入れ替えた缶詰は、そのまま食べてもおいしい。しかし、アレンジすることにより、さらにレシピの幅は広がる。そこで今回は、缶詰を使ったとは思えない豪華料理4品をコース仕立てにして紹介しよう。まずは、コース料理の前菜として、私の料理教室で「簡単なのにおいしい」と、人気がある、トルコ風サラダ「豆とネギのガーリックヨーグルト」から。

<材料(4人前)>

ミックスビーンズ 1缶 / ツナ 1缶 / 長ネギ 2~3本 / 細ネギ 数本 / オリーブ油 大さじ1 / ヨーグルト 1カップ / おろしニンニク 2~3片分 / 塩・コショウ 各適量

<作り方>

(1)ミックスビーンズをさっと下ゆでし、ザルにあけ水気を切る

(2)長ネギを1~2センチメートルに切り、オリーブ油と少量の塩を加え、ラップをしてレンジで3~5分加熱。ネギがしんなりとするまで、時間は調整すること

(3)ツナと(1)(2)を合わせ、粗熱が取れたら、ヨーグルトとニンニクであえる。しっかりと冷やし、コショウと小口切りの細ネギをちらしてでき上がり

料理にヨーグルトを多用するトルコでは、サラダ、スープ、肉料理など、用途に合わせ、濃度に違いのあるヨーグルトの種類が豊富だ。今回はトルコ産の、チーズのように濃いクリームタイプのヨーグルトを使用。ゼラチン入りのタイプは避け、ギリシャヨーグルトや、カスピ海ヨーグルトなど濃厚なものを使う。また、ミックスビーンズはヒヨコマメ、赤インゲンマメ、白インゲンマメなどの水煮缶を使用している。どんなマメでもおいしく仕上がるので、好みのマメで作ろう。

次は、南イタリア・シチリア島の定番、「イワシのトマトソースパスタ」。

<材料(4人前)>

イワシ味付け 2缶 / アンチョビ 1缶 / トマトソース(今回はピザ用ソースを使用) 1~2カップ / オリーブ 1カップ / オリーブ油 大さじ5 / パン粉 大さじ2~3 / 松の実 大さじ1~2 / レーズン 大さじ1~2 / ニンニク・トウガラシ・パセリ 各適量 / 太めのパスタ 乾麺で250グラム / 塩・コショウ 各適量

<作り方>

(1)大さじ2のオリーブ油で、パン粉とみじん切りにした半量のアンチョビをいため、取り出しておく

(2)パン粉を取り出したフライパンに、大さじ3のオリーブ油、つぶしたニンニクとトウガラシを入れ、残りのアンチョビ、イワシ1缶、松の実、レーズン、みじん切りのパセリをさっといためる。トマトソースとオリーブを加え、10~15分ほど煮込み、塩・コショウで味を調える

(3)パスタをゆで、(2)のソースを絡める

(4)皿に盛り、残しておいた形のよいイワシと(1)をトッピングしてでき上がり

ここでは、シチリア発祥のブカティーニという、中心に穴の開いた極太(2.7ミリメートル)のロングパスタを使用した。太めのパスタを用意してもらえればよい。ただし、アンチョビが染み込んだパン粉こそ、シチリア風なので忘れずに。

さて、メインディッシュとしては、来月のハロウィーンにもピッタリな「カボチャとサバみそのブルーチーズグラタン」。これも、料理教室で人気の一品だ。

<材料(4人前)>

サバみそ煮 1缶 / タマネギ 大1個 / みそ 大さじ1 / バター 大さじ1~2 / カットカボチャ(冷凍) 300~400グラム / ゆで卵 2個 / ブルーチーズ 50~80グラム / 塩・コショウ 各適量

<作り方>

(1)みじん切りのタマネギをバターでいため、サバのみそ煮缶とみそを入れて全体をなじませる。カボチャを加え、塩・コショウで味を調える

(2)耐熱皿に(1)をのせ、みじん切りにしたゆで卵とブルーチーズを合わせたソースをかける

(3)オーブン(トースターや魚焼きグリルでも可)で、表面が色づくまで焼いてでき上がり

これはパンにもライスにも合うが、なんと言っても、赤ワインが進む。ワイン党でない方も、渋めの赤をお供にぜひ。また、耐熱皿ではなく坊ちゃんカボチャなど、小さいカボチャをくりぬいて容器にするとパーティー感が増し、ハロウィーンにも最適だ。

最後のデザートはフルーツ缶を使い、ヨーロッパでポピュラーな、マケドニア風の「フルーツポンチ」を紹介しよう。

<材料>

好みのフルーツ缶 適量 / 強炭酸水 適量/ 白ワイン または好みのリキュール 適量 / レモン汁 適量 / ミントなど 適量

<作り方>

(1)フルーツをさいの目にカットし、炭酸水とアルコール、レモン汁を加え、缶詰のシロップで甘さを調節する

材料はすべて冷やしてから使う。料理を始める前に、フルーツを切って冷やしておくと、デザートタイムには、液体を注ぐだけで仕上げられる。ミントを飾ると爽やかさが増すのでお薦め。子供には、炭酸入りのジュースなどで割ってもよい。

コース仕立てで紹介しているため、4人前にしては分量が少なめになっている。それぞれを1品料理とする際は、2人前として作るとよい。

普段、私は買い置きはなるべくせず、買った分を食べきってしまう。それではお恥かしながら、まったく備えにならない。そこで、非常用には、毎日使う食料とは別に缶詰などを買って、備蓄しておくわけだ。ただ、非常用に保管していても、入れ替えを忘れてしまっては、いざ災害時に食べようとしたら賞味期限が切れていたということにもなりかねない。心配な方は、日常食として食べながら買い足し、少し多めの食料を備蓄する「ローリングストック」という方法もあるので、自身にあった形で防災を意識するとよい。

生魚の調理に抵抗のある方が多いこともあり、日本の魚消費量は減少しているようだ。魚の缶詰は、面倒な下処理などがないので活用してほしい。海産物に恵まれた島国なのだから、もっと魚を調理して食べようではないか。海に囲まれているということは、津波の心配もある。地震だけではなく、例年この時期には台風による水害なども多い。防災意識を高めるためにも、缶詰の買いだめをお薦めする。そして何より、缶詰料理はおいしいだけではなく、時短調理にも役立つのだ。

(世界料理探究家 T.O.ジャスミン)

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