週末レシピ 防災の日にトライ、缶詰で豪華コース料理

2018/9/1

週末は家めしクッキング

缶切り不要の缶詰は、非常食にも最適
缶切り不要の缶詰は、非常食にも最適

本日、9月1日は「防災の日」。1923年に発生した関東大震災にちなんでいるが、1995年1月17日の阪神大震災、また2011年3月11日の東日本大震災など、平成になってからも大きな地震がいくつも発生している。以降、私はもしもの備えとして、食料や飲料水の補充を怠らないようになった。

そんなとき、缶詰は優れた備蓄食料となる。昔は、缶切りがなければ開けられなかったが、今は、指一本で開缶可能な商品が多い。ただし、いくら缶詰とはいえ、賞味期限がある。我が家では、毎年3月11日と9月1日に、備蓄用缶詰の入れ替えをすることにしている。

入れ替えた缶詰は、そのまま食べてもおいしい。しかし、アレンジすることにより、さらにレシピの幅は広がる。そこで今回は、缶詰を使ったとは思えない豪華料理4品をコース仕立てにして紹介しよう。まずは、コース料理の前菜として、私の料理教室で「簡単なのにおいしい」と、人気がある、トルコ風サラダ「豆とネギのガーリックヨーグルト」から。

トルコ風サラダ 豆とネギのガーリックヨーグルト材料

<材料(4人前)>

ミックスビーンズ 1缶 / ツナ 1缶 / 長ネギ 2~3本 / 細ネギ 数本 / オリーブ油 大さじ1 / ヨーグルト 1カップ / おろしニンニク 2~3片分 / 塩・コショウ 各適量

<作り方>

(1)ミックスビーンズをさっと下ゆでし、ザルにあけ水気を切る

(2)長ネギを1~2センチメートルに切り、オリーブ油と少量の塩を加え、ラップをしてレンジで3~5分加熱。ネギがしんなりとするまで、時間は調整すること

(3)ツナと(1)(2)を合わせ、粗熱が取れたら、ヨーグルトとニンニクであえる。しっかりと冷やし、コショウと小口切りの細ネギをちらしてでき上がり

たっぷりのネギとヨーグルトを使用した、濃厚かつ爽やかなサラダ

料理にヨーグルトを多用するトルコでは、サラダ、スープ、肉料理など、用途に合わせ、濃度に違いのあるヨーグルトの種類が豊富だ。今回はトルコ産の、チーズのように濃いクリームタイプのヨーグルトを使用。ゼラチン入りのタイプは避け、ギリシャヨーグルトや、カスピ海ヨーグルトなど濃厚なものを使う。また、ミックスビーンズはヒヨコマメ、赤インゲンマメ、白インゲンマメなどの水煮缶を使用している。どんなマメでもおいしく仕上がるので、好みのマメで作ろう。