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投信、不安なときは分散徹底 指数連動型組み合わせも QUICK資産運用研究所 北澤千秋

2018/8/29

 運用を人任せにするバランス型と異なり、資産配分の比率もファンド選びも自分で決めるので、運用の結果に対する納得感も得やすいだろう。

 では、バランス型投信は存在意義がないのか。運用会社にはリターン改善のための奮起を強く促したいが、人任せの運用にはそれなりの利点もある。

 まずはリバランスの手間が省ける点だ。リバランスとは、運用を続けるうちに当初の資産配分比率がずれてしまうのを元に戻す作業で、運用効率を上げるためには年に1、2度の見直しが欠かせない。バランス型なら自分で調整する手間が省ける。

 インデックス投資が市場並みの運用成果を獲得するために市場平均のリスクを負うのに対し、バランス型には市場平均よりリスクが小さいファンドも少なくない。リスク許容度が低い人や運用期間が短い人にとっては、リターンが同程度ならリスクは小さいに越したことはない。

 表Bに挙げたのは、リターンがインデックス投資を上回り、リスクは下回るバランス型の一例だ。2001年設定のシリーズで、国内と先進国の株式・債券に投資している。00年代台半ば以降に登場した多くのバランス型が「はやりの新興国株式・債券やREITを組み入れ、リスクが大きくなりすぎている傾向がある」(独立系運用アドバイザーの吉井崇裕氏)のに対し、このシリーズはシンプルな資産構成と配分比率が特徴だ。

■リターン追求ならアクティブ型も

 投信を自分で組み合わせる程度の手間はいとわず、なおかつ高いリターンを望むなら、運用成績のいいアクティブ型で資産を分散するという方法もある。

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